松本にとっては、蜷川幸雄さん演出の『あゝ荒野』以来、13年ぶりの舞台出演。松本は「名だたる俳優の方々との共演ということで大きな挑戦になりますが、一生懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたいと思います」と意気込んでいる。

 今回の発表にファンは大喜びかと思いきや、意外にも一部では落胆の声が上がっている。それというのも、松本の舞台スケジュールから「デビュー記念日の嵐の再結集やコンサートはなさそう」と感じたファンが多いからだ。

 2021年からグループ活動を休止している嵐は、先日メンバー5人で新会社「株式会社嵐」を設立したと発表。5人そろってグループを継続する意向を示したとみられ、活動再開に向けた大きな動きだとファンに捉えられていた。

 今年は嵐にとって記念すべきデビュー25周年のプレミアムイヤー。会社設立の報告文でも「2024年は25周年の年」「これまで以上に主体性をもち」といった言葉が使われ、25周年を迎える今年中の活動再開を予感させた。

 もし活動再開となった場合、業界内でもファンの間でも「デビュー記念日の11月3日にコンサートを開催するのでは」と推測する声が強くあった。しかし、先述したように松本の舞台はロンドン公演の千秋楽が11月2日となっており、彼はデビュー記念日の直前まで舞台に立っていることになる。さらに、イギリスと日本の時差は8~9時間で日本のほうが進んでいるため、11月3日に嵐がコンサートを開催する可能性は極めて薄い。