フジテレビの“嵐枠”が関東ローカル落ち
嵐・相葉雅紀がメインで出演するフジテレビのバラエティ番組『木7◎×部』が『相葉◎×部』とタイトルを変え、現在放送中の木曜夜7時台の1時間枠から、土曜夕方4時半スタートの30分枠に移動。加えて、全国ネットから関東ローカルでの放送に移行するという。
「木曜夜7時台の枠はもともと嵐メンバーが全員で出演する『VS嵐』を放送していました。同番組は、2020年12月、グループの活動休止をもって終了となったのですが、その後は相葉がメインを務めるバラエティを放送。フジとしては、嵐が再結成した際、この枠で新番組を作ろうともくろんでいたのだと思います」(スポーツ紙記者)
しかし、21年1月スタートの『VS魂』も、22年4月にリニューアルした『VS魂グラデーション』も、そして23年10月から始まった『木7◎×部』も視聴率は振るわず。さらに、23年はジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題が取り沙汰され、同事務所所属タレントらの仕事にも影響が及んだ。
「ジャニー氏の問題をめぐっては、事務所に対するテレビ局の忖度も物議を醸しました。そうした経緯から、フジの“嵐枠”も低視聴率のままキープしておくという特別扱いが難しくなったのでしょう」(同)
なお、同じく嵐のバラエティ番組『嵐にしやがれ』を放送していた日テレ土曜夜9時台の1時間枠も、メンバーの櫻井翔による番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』が引き継いでいたものの、3月16日の放送をもって“打ち切り”に。廃止される「水曜ドラマ」枠に代わる「土ドラ9」枠が設置されるという。
「旧ジャニーズの番組を敬遠するスポンサーは少なくないだけに、こうした状況は致し方ないのかもしれませんが、国民的人気を誇る嵐の“枠”が同時に消滅するのは衝撃的といえるでしょう」(同)