山崎賢人『陰陽師0』の強敵は『名探偵コナン』

 『陰陽師』ファンにとっては待望の新作となる『陰陽師0』。その主演である山崎は、これまで多数のマンガ実写化映画で主人公を務めてきた実績がある。

「一時期は、映画の情報が解禁されると、ネット上では『また山崎賢人か』と食傷気味を訴える声も少なからずありました。ところが、19年公開の『キングダム』が興収57.3億円の大ヒット、22年の『キングダム2 遥かなる大地へ』、23年の『キングダム 運命の炎』も50億を突破し、俳優としての山崎の評価はうなぎのぼり。さらに今年1月には『ゴールデンカムイ』も公開され、3月12日までに27億円超えとあって、山崎は今ノリにノッているといえるでしょう」(同)

 そんな山崎が主演する人気コンテンツの陰陽師ものとあって、手堅くヒットを飛ばしそうに思えるが、「強敵の存在により、『陰陽師0』が霞んでしまうかも」(同)という。

「4月12日公開のアニメーション映画『名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)』です。言わずもがな、近年の『コナン』映画はドル箱コンテンツ。昨年公開の『黒鉄の魚影(サブマリン)』はシリーズ初の興収100億超えを達成し、最終的に138.8億円まで記録を伸ばして、日本で公開された映画の歴代興収ランキングで第12位に。その勢いのまま、原作屈指の人気キャラ・怪盗キッドをフィーチャーした『100万ドルの五稜星』も大記録を樹立するのは間違いないとみられています」(同)