3日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、職業差別とも受け取れる発言をしたとされる、静岡県の川勝平太知事が辞意を表明したことを報道。

1日に静岡県庁の新規採用職員向けた訓示で問題発言をしたとされる知事に対し、元衆議院議員の金子恵美さんは鋭い言葉で苦言を呈しました。

■農業や畜産業製造業を例に出し発言

川勝知事は静岡県庁の入庁式で執り行われた新人職員への訓示で、「静岡県の県庁というのは別の言葉で言うとシンクタンクです」と発言。

続けて「毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたり、あるいはものを作ったりとかと違ってですね、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たちです。ですからそれを磨く必要がありますね」と、農業や畜産業、製造業を例に出してコメントし、県民から「職業差別だ」という声があがっていました。

■「切り取られたんだと思います」と釈明

今回の問題について川勝知事は、「どのような職業に対してでもですね、それに対して違いはあると、職分の違いはあります。しかし、職の貴賤というのはないというのが基本的な考え方でございますので、そいうの流れの中で発言しております」と釈明。

抗議が寄せられた要因について、「それは(発言を報じた)読売新聞の報道のせいだと思っています」「切り取られたんだと思いますね」と、切り取り報道を主張しています。

また、会見開始からおよそ14分後に「どうしたらいいかなと思っておりまして、よく考えたんですけれども、準備もありますからね。6月の議会をもってこの職を辞そうと思っております。以上です」と辞意を表明し、その場を去りました。