11. 千畳敷カール（長野）
日本最高所にあるロープウェイの駅・千畳敷駅からすぐの、標高2,931mの宝剣岳直下に広がる景勝地。畳1,000枚を敷いた広さがあることからつけられた名称で、今から約2万年前、ゆったりとした氷河の流れによって浸食され、形成されたカール（半円形の窪地）です。
周囲には遊歩道が整備されており、一周40分ほどのハイキングを楽しめます。夏には可憐な高山植物のお花畑（7月下旬〜9月上旬）が広がり、絶景が楽しめます。
千畳敷カールの気温は、夏真の8月でも最高気温が20℃くらいの涼しさ。むしろ寒い場合もありますので、上着などトレッキングに必要な装備は準備するようにしましょう。
12. 笹川流れ（新潟）
「笹川流れ」は、奇岩、怪石など変化にとんだ風景が広がる、11kmにわたって続く海岸。国の名勝天然記念物に指定されており、新潟県を代表する景勝地のひとつです。海岸に沿って歩くことができ、夏でも風が吹き抜けて涼しさが感じられます。
笹川流れならではの海の透明度と青さを、より近くで体感するなら、「桑川港」から発着する遊覧船もおすすめ。また、日本海に沈む夕日と笹川流れの景色も美しいので、夕涼みがてら訪れるのも良いですね。
13. 忍野八海（山梨）
富士山の伏流水に水源を発する8つの湧水池の総称。天然記念物であり、世界遺産「富士山」を構成する資産のひとつです。富士山の北麓・標高940mに位置しているほか、湧き出ている水も年間を通して12℃と低い水温のため周辺も冷んやりとしていて、涼しく過ごせるスポットでもあります。
地底の溶岩が見えるほどに透明度の高い水で、神秘的な色合いは、思わず引き込まれてしまいそうな美しさ。神秘的な雰囲気も感じられる涼スポットですよ。