長澤まさみ主演ドラマ、原作者が脚本に難色示しお蔵入り

 また、実写版『たーたん』のキャストに対し、「誰だかわからないけど、直前に延期になるなんてかわいそう」と同情するネットユーザーも目立つ。

 現状を見る限り、『たーたん』の放送自体が延期もしくは中止にいたる可能性も否定できないだけに、日テレの決断が注目されそうだ。

 なお、2020年以降、コロナ禍が理由でドラマの撮影延期が相次いだテレビ業界だが、それを除く理由では、2012年に起きた長澤まさみ主演ドラマの“お蔵入り騒動”が知られている。

 当時、辻村深月氏の小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)を原作とした連ドラが、12年5月よりNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」枠で放送予定であった。

 しかし、NHK連続テレビ小説『なつぞら』などで知られる大森寿美男氏の脚本に、辻村氏や講談社が「脚本が原作と違いすぎる」と納得せず、撮影直前に映像化許諾の白紙撤回を申し出たのだ。