大物演歌歌手の小金沢昇司さんが1月11日に呼吸不全で亡くなっていたと15日、所属レコード会社が発表した。65歳だった。

 小金沢さんは演歌歌手の北島三郎さんに弟子入りし、付き人を経て1988年にデビューした。古参芸能プロスタッフは次のように語る。

「世間で小金沢さんが知られるようになったのは1990年代前半に放映された『フィニッシュコーワ』のCMです。歌手なのに一切歌わず、でも『歌手の小金沢くん』と名前をしっかりアピールできる内容で『アイツは誰なんだ?』と話題となり、たちまちブレーク。流れに乗って楽曲も直後にヒットしました。北島さんも小金沢さんをたいそうかわいがっていましたね」