◆初対面でお迎えを決意。徐々に慣れてくれたじゃこちゃん

 初対面の日、じゃこちゃんは警戒した様子でした。しかし、飼い主さんがおやつをあげると、おいしそうにペロペロ。その姿を見た預かりさんは「もう、家の子になったように見えた」と嬉しい言葉をかけてくれ、じゃこちゃんは飼い主さん宅にやってくることになりました。

 お迎え後、じゃこちゃんは用心しながら部屋を探検。飼い主さんは、これまで猫を迎えてきた時、自主的に慣れてもらうという方針をとってきたため、ケージに閉じ込めず、先住猫との関係に配慮しながら、じゃこちゃんが家に慣れてくれるのを見守りました。

あくびをするじゃこちゃん
「もちろん、絶対に目は離しません。猫は自分の意思を持っている動物なので、強制せず自主学習して慣れてもらうのが1番だと私は思っています。我が家では、牛皮の手袋を常備していて、いざという時は手袋して捕まえ、病院に連れて行っていました」

 ほどなくして、じゃこちゃんは安心してご飯をパクパク。すぐ家に慣れてくれた姿を見て、飼い主さんは「この子はうちに来るべき子だったんだ」と実感しました。

「お姉ちゃん的存在である先住猫のことが大好きで、プロレスをするようにもなりました。理想と違うという理由で手放した元飼い主には憤りを感じますが、我が家にきてくれてよかったです」