『さよならマエストロ』は「好感度抜群の作品」か?

「第1話の平均世帯視聴率は、昨年7月期に同枠で大ヒットした『VIVANT』の初回11.5%とほぼ同等。23年のCM契約社数ランキングで上位だった西島(9社)と芦田(16社)が親子役を演じるとあって、好感度抜群の作品といえます」(テレビ誌記者)

※以下、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、ウィーンで一人暮らしをしていた俊平の元に、日本在住の妻・志帆(石田ゆり子)から連絡があり、自分はフランスに行くため「日本で子どもたちの面倒を見てほしい」と頼まれる。

 帰国後、父親を拒否する長女・響と長男・海(大西利空)との同居生活を始めた俊平だが、翌朝、市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」の団長で役所観光課の古谷悟史(玉山鉄二)から、楽団の指揮を頼まれる。

 俊平はこの誘いを断るが、市議会では同楽団を3カ月後に廃団することが決定。これを知った俊平は、定期演奏会で指揮棒を振るうことを決意する――。