中森はデビュー40周年を迎えた22年、個人事務所を設立し、再始動を宣言。昨年はラジオ番組『中森明菜オールタイムリクエスト』(ニッポン放送)にメッセージを寄せたり、代表曲のひとつである『北ウイング』のクラシックバージョンをセルフカバーしたほか、今年1月2日放送の『中森明菜 女神の熱唱~新たな歌声&独占メッセージ~』(BS―TBS)では、最新肉声インタビューもテレビ初公開されている。

 歌姫が地上波に登場するのも秒読みに入っているように思われるが、その争奪戦から一歩後退してしまったのが先頭を切っていたはずのNHKだという。

「NHKはかつて『紅白歌合戦』のプロデューサーを務めた人物が窓口となり、紅白を含めた出演交渉を地道に進めていました。しかし、この元プロデューサーも退職し、現在はNHKとの縁も完全に切れており、中森とのパイプがなくなってしまっている状況です。期待された今年の紅白出演も今のところ可能性は限りなくゼロに近い」(テレビ関係者)