2020年5月に発売された石井妙子氏の著書『女帝 小池百合子』(文藝春秋)が改めて「虚偽である」と指摘したが、この時、駐日エジプト大使館のフェイスブックにカイロ大学からの声明文が掲載されたことで、騒動は沈静化していた。

 しかし、今月9日付の「文春オンライン」および10日発売の「文藝春秋」(同)が、小池氏の側近であった元都民ファーストの会事務総長・小島氏による具体的な証言を掲載。

 それによれば、『女帝 小池百合子』の出版時、うろたえ、憔悴する小池氏に対して、彼女の学歴を信じていた小島氏は“カイロ大学から卒業を明言するような声明文を送ってもらえばいいのではないか”とアドバイスを送ったという。

 しかし、のちに小池氏のブレーンを務めていたA氏から、前述の声明文の文案は自分が書いたものだと告白されたことで、声明文はカイロ大学が作成したものではないことが発覚したというのだ。