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「埴猪口」
「埴輪(はにわ)」の「埴(は)」に「猪(いのしし)」の「口(くち)」?一体これはなんと読むのでしょう?誰でも聞いたことがある言葉だと思いますが、漢字で書かれているのを見る機会は少ないかもしれません。
「埴猪口」読み方のヒントは?
ヒントは、不器用だったり未熟な者、根性のない様子を馬鹿にする様子を表す言葉です。
類語には
「頼りない」
「青二才」
「鼻垂れ小僧」
などが挙げられます。
「埴猪口」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「へなちょこ」
です!
「期待通り、彼は埴猪口ぶりを発揮して失敗していた」
「あんな埴猪口になにができるっていうんだ?」
「私のことを埴猪口で使えない奴だと思っているのが伝わってくる」
のように使います。
へなちょこに漢字があるなんて思ってもみなかったという方は多いのではないでしょうか。通常はひらがなで表記されることが大半ですが、実は「埴猪口」は明治時代から使われている歴史ある漢字です。
埴土(へなつち)という壁などを塗るのに使われる粘土で作られた猪口(酒器のおちょこのこと)は粗悪で使い物にならないことから、埴の猪口=使えないという意味で生まれたと言われています。
馬鹿にする意味で使うと説明しましたが、大抵の場合「埴猪口」が使われる時はどこか愛嬌があるユーモラスな感じがありますよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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