陰陽師・安倍晴明公が勧請した五方山熊野神社にて、五角縁起5月5日(日)5時55分55秒より「ご縁を結ぶ」特別祈祷、同日に子どもから大人まで楽しめる「くまのこどもまつり」が開催される。

安倍晴明公によって勧請された熊野神社

陰陽師として名高い安倍晴明公によって、紀州・熊野より熊野大神が勧請された、東京都葛飾区にある熊野神社。関東唯一の晴明公ゆかりの神社だ。

葛飾は標高が低く、池や湿地が多い、豊かな清流を誇る中川を中心に町が形成されてきた。農業を主体に河川と深くかかわりを持ちながら町は発展してきたが、そのため水害にもずいぶん悩まされてきたという。

熊野神社付近一帯も同様だったが、晴明公が陰陽道の陰陽五行説(木火土金水)に基づいて、三十間五角(一辺が約55mの正五角形)という非常に珍しい形状の境内地に結界を張りめぐらせて、守ったとのこと。古くから「五方山 熊野神社」と親しまれ、清浄な正五角形の境内地は今な大切に守られている。

5月5日は熊野神社でご縁を結ぶ日

「5」がならぶ5月5日は、熊野神社でご縁を結ぶ日。「5」にゆかりある五方山熊野神社では、「5」がならんだ、昨年の令和5年5月5日(金)5時55分55秒と、午後5時55分55秒に、「5つのご縁を結ぶ」特別祈祷が斎行された。

「5」がこれほどならぶのは、50年後の令和55年。「5」がならんだ当日、その瞬間に太鼓が叩かれ、畏敬の瞬間に立ち会おうと全国から大勢の参拝者が集まった。

今年も5月5日(日)5時55分55秒に特別祈祷斎行

今年も、5月5日(日)5時55分55秒に、「ご縁を結ぶ」特別祈祷を斎行。初穂料は一人5,000円で、五角縁起「ご縁守」が授与される。

特別祈祷は定刻で開始されるので、時間に余裕を持って熊野神社を訪れよう。

親子で楽しめる「第3回くまのこどもまつり」


さらに、こどもの日でもある5月5日(日)に、熊野神社×やたがらす×熊野幼稚園による、子どもも大人も楽しめる「第3回くまのこどもまつり」を開催。


3頭いる神馬のポニーとの「ふれあい」、


「引き馬乗馬」、「馬車試乗」、熊野神社の由緒説明や境内を散策する「熊野神社探検」のほか、「バイオリン演奏」、「昭和歌謡ショー」といった、漫才ありパフォーマンスありの一日を楽しむことができる。


この日は、緑豊かな子どもたちの遊び場「遊楽園」も開放。見晴らしがいい熊野富士、何段にも重なったもぐらトンネル、草花や鳥たちにも注目だ。