「板橋区民文化優秀賞」受賞時 (右:仲井選手、左:坂本健板橋区長)

東京都板橋区は、4月1日(月)、デフサッカーの仲井健人(なかいけんと)選手を新たに板橋区スポーツ大使に委嘱した。

スポーツ大使制度について

スポーツ大使制度は、板橋区の魅力・実力を区内外や海外などに広く情報発信するため、平成25年8月に創設された。

スポーツを通じて活躍している個人・団体で、板橋区に深い愛着を持ち、積極的なPRとスポーツ振興への支援に協力してもらえる人に委嘱している。任期は2年。大使の主な役割は、区の魅力・スポーツ施策の情報を発信するほか、区主催のイベントへの参加・区民へのスポーツ指導をはじめ、区のスポーツ施策に提案や協力を行うことだ。

数々の大会で活躍してきた仲井健人選手

今回、板橋区スポーツ大使に委嘱された仲井健人選手は、平成27年に「アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会」で2位を獲得。その後も数々の世界選手権大会において、ディフェンダーとして活躍してきた。

令和5年9月にマレーシア・クアラルンプールで開催された世界ろう者サッカー世界選手権大会(ワールドカップ)では、日本史上初の銀メダルを獲得するなど輝かしい功績を残すとともに、令和5年12月には、文化・スポーツ・国際交流の各分野において活躍した個人・団体を表彰する「板橋区民文化優秀賞」を受賞した。

デフサッカーの選手にスポーツ大使を委嘱するのは、板橋区では初。今回の委嘱を機に、区民にもデフサッカーをより身近な競技として親しんでもらうとともに、仲井選手には、令和7年度に開催される国際的な「ろう者のためのオリンピック」である「東京2025デフリンピック大会」の機運醸成に向けた旗振り役として活躍してもらう予定だという。

オリンピックメダリストらも就任

なお板橋区は、現在、加藤ゆか氏(ロンドンオリンピック競泳銅メダリスト)、全日本レスリング女子チーム(会長含め、各階級2名ずつ)、山部佳苗氏(リオデジャネイロオリンピック柔道銅メダリスト)、平井伯昌氏(競泳コーチ)、木村潤平氏(パラトライアストン)、森宏明氏(パラノルディックスキー)、岩渕幸洋氏(パラ卓球)、江村美咲氏(フェンシング・サーブル)、上野優佳氏(フェンシング・フルーレ)、加納虹輝氏(フェンシング・エペ)を、板橋区スポーツ大使に委嘱している。

新たに板橋区スポーツ大使に就任した、仲井健人選手の活躍に注目だ。

詳細:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bunka/sports/sports/1052422.html

(ソルトピーチ)