遺族側が主張していた15項目のパワハラ行為のうち、劇団側は整理した14項目について概ね認めており、村上浩爾理事長は会見で「劇団がしっかりとハラスメントの教育しなかったことが最大の原因。ひとりひとりに責任を負わすのはあまりにも重い」と、上級生については処分しないことを明かした。

 なお、遺族側によると、パワハラに関与したのは宙組の幹部上級生4人、宙組の上級生3人、劇団のプロデューサー2人、演出担当者1人の10名で、そのうち謝罪文を提出したのは幹部上級生2人、上級生1人、プロデューサー2人、演出担当者1人の6人。

 未提出の4人には、急死した女性にヘアアイロンで火傷を負わせた幹部上級生も含まれており、劇団側の代理人は、後日謝罪文を提出予定であると説明したという。