日帰り温泉でたっぷり楽しみ、すっかりリラックス!

 その後ふとお財布を開いたら、「えっ!? クレジットカードがない!!」

許せない!温泉施設でロッカー泥棒にあった女性「盗まれたものは…」
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです。(以下同じ)

 ……こんなことがゴールデンウィークにありました。荷物はコインロッカーに入れていて、それ以外はずっと手元にあったのに。ちなみに、現金や身分証明書は手つかずでした。一体なぜ……?

 今回は、私自身の経験をもとに、スパや日帰り温泉の“クレカ泥棒対策”についてお話したいと思います。

現金を盗らずクレカだけを盗むのは“気づかせない”ため

 2021年11月、千葉県の温泉施設で女性の脱衣所ばかり狙ってロッカーからクレジットカードを盗み、不正使用していた中国人の窃盗団が逮捕されました。

 この犯人たちは、ロッカーの合鍵を作って犯行を繰り返し、盗んだカードで家電製品などを購入していたそうです。被害総額は5400万円にも及ぶとのこと(※『毎日新聞』2021年11月18日より)。同様の手口の犯罪は、各地で報告されています。

許せない!温泉施設でロッカー泥棒にあった女性「盗まれたものは…」
(画像=『女子SPA!』より引用)

犯人が現金を盗らず、クレカだけを抜いていくのは“発覚を遅らせ、カードを盗まれたことに気づかせない”ため。複数枚カードがあるときは、1~2枚だけ抜いて他は残すこともあるようです。私の場合も、もう1枚あったクレカは盗られずに残っていたので、恐らく同じ手口と思われます。

 最近はスマホで電子決済をする人も増えているので、カード現物が消えていることにしばらく気づかないケースもあり、犯人にとっては都合がいいようです。

どうやって鍵を偽造したの?

 私が利用した温泉は、浴場のほかにレストランやリラクゼーション、プール、ショップなど“浴場以外の施設”があり、長時間滞在する人も多いところでした。一度ロッカーに荷物を預けたら戻って開けるまでの時間が長いので、その隙に偽造した合鍵で開錠し、事に及んでいたと思われます。

 犯人は持ち出した鍵をどこかで仲間に渡し、型を取るなどして合鍵を作っていたようです。