実際に彼女が「生着替え動画」をどう思ったのかは分からないが、退社については「サンジャポの呪い」の影響も指摘されているようだ。『サンデー・ジャポン』は2代目アシスタントだった海保知里アナ以降、竹内香苗アナ、青木裕子アナ、田中みな実アナ、吉田明世アナと、歴代のアシスタントがそろってTBSを退社しており、局内で「呪い」と話題になっているのだ。

 山本アナを含めると退社は6人目となるが、この「呪い」については、単なる偶然の産物ではなく、MCの爆笑問題らにイジられる『サンデー・ジャポン』のアシスタント役はタレント的な振る舞いを求められるため、フリー願望が高まりやすいのではないかとの指摘もある。山本アナが現在の夫との熱愛報道を番組内でネタにされていたように、現在アシスタントを担当している良原安美アナも、「資産9億円の御曹司」といわれる恋人との交際を散々イジられており、山本アナ同様、将来的にフリー転身コースへと向かう可能性もありそうだ。

 また、大下容子アナが「役員待遇・エグゼクティブアナウンサー」になったテレビ朝日や、水卜麻美アナが30代にして現役アナ実質トップの「アナウンス部主任」に出世した日本テレビなどの他局に比べ、TBSは女性アナウンサーがキャリアを積み重ねていく印象に乏しい。実際にTBSは20代~30代前半の早いうちに退社してフリーに転身する女子アナが多く、結果、中堅以降の人材が育たない原因になっているとみられている。最近は結婚後も局に残る女子アナが増えているが、TBSは「寿退社」的なケースが目立つため、余計にそうした見方に信憑性を与えているようだ。

 現在、フリーアナ業界は飽和状態で競争が激しいが、それでもTBSの女子アナたちが続々と退社を決断するとなると何かしら局内に原因があるのではという気がしてくる。山本アナは報道のあった6日、10月末での退社報道は事実と認めたうえで、詳細は後日発表としつつも「退社後はもっと色んなことにチャレンジをして皆さんに新たな私の一面も見せていけるように頑張っていきます」と、今後への意欲をInstagramに綴っているが、フリー転身後の戦略をどのように描いているのだろうか。