買い物などで貯めたポイントを使って投資体験ができる「ポイント投資」をご存じですか?

現金を使うことなく実質0円で投資ができるので、いま投資初心者に大人気のようです。

しかし、「ポイントだから安心」と油断して損した人も多いようです。

そこで今回は「ポイント投資」で大失敗(損)したエピソードについてアンケート調査しました。

■10,000ポイントで始めてみたが……

銀行傘下のA社のポイント運用をやってみました。「少額よりもある程度のポイント数で運用したほうが良い」という案内があったため、10,000ポイントで運用を始めました。

しかし、運用中はずっとマイナスで結果的には9,640ポイントとなりました。ポイントは1ポイント=1円に相当するため約400円の損です。

会社によると思いますが、ポイント運用では、引き出し申請をしてから実際にポイントが戻ってくるまでに数日間を要し、また申請をしたタイミングではなく戻ってくる日の評価額に基づいて付与されるため、さらにポイントが減っていました。

ポイント運用で増えることもあるかもしれませんが、やはり投資にはリスクがつきものだということを、身をもって強く感じました。

個人的には利益を出したことがないため、ポイント運用には手を出したくないという気持ちが強まりました。

また、ポイントとしては約400円の損でしたが、ポイントは100円で1ポイントが貯まるので、「実質40,000円を使ったぶんの還元ポイントである」と考えると小さな損とは言えないなと感じました。

ネットやSNSの口コミをしっかりと確認せず始めてしまったことが問題だと思ったため、もしB社のポイント運用を試してみたいと思った時は、しっかりと事前に勉強・情報収集をしてから判断をすべきだということを学びました。

(20代・女性)

■投資を始めて気付いた、ポイント投資のプラスとマイナス

あるポイントが500ポイントまで貯まった頃、私はポイント投資を始めました。

長期積み立てが目標で、「100ポイントからでもコツコツ始めよう!」というつもりの投資でした。