―連載「沼の話を聞いてみた」―

「無理にでも、助産院という選択を止めればよかった」――そう語るのは、旺太郎さん(仮名・50代)。離婚の決定打が、妻が出産でお世話になった助産院との関わりにのめりこんだことだと考えるからだ。

旺太郎さん夫婦は結婚してすぐに子どもを授かり、友人が出産したという助産院へ通い始めた。すると「定期接種のワクチンは必要ない」をはじめ、夫の想いや考えは脇に置かれ、助産院経由で仕入れてきた意見が優先されていった。

助産院離婚202306
そうしているうちに、妻が助産院での仕事に誘われ、通いやすい場所に別宅をかまえ、結果、離婚に至ったという。