芸能界に入る前は不登校だった彼女のトークは常に予想外の展開で、数々のバラエティー番組で爪痕を残してきた。CMで披露しているダンスも話題で、SNSで子どもたちがマネるほど人気なのだ。現在、ライフカード、KDDI、ブルボン、ブックオフと有名ブランドの広告が続いているが、その奇天烈なキャラクターゆえに一発屋になりえる心配がついてまわる。ただし、業界関係者からは、あののアイコニックな存在感はあるアーティストとかぶるという。

「奇抜な見た目と同性からも支持を集めるファッションアイコンは、デビューしてからブームになったころの、きゃりーぱみゅぱみゅを想起させます。2010年にデビューした彼女は、デビューから5年目ぐらいまでは、CMの契約が断続的に続いていた。あのちゃんにしても、しばらくはブームが続くと見て問題ないでしょう。また近年、きゃりーぱみゅぱみゅは、年齢やジェンダー、仕事に関して独自の切り口で書いたコラムの評価が高く、今後はコラムニストやコメンテーターとしての仕事がさらに評価を得そう。これをみるに、あのにしても独自の“言葉”を持っている人ですから、早々に淘汰されることはないとみています」(前出・広告業界関係者)

 たしかに、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」(ユニクロ)のごとく、あのも「スマイルあげない」(マクドナルド)でスマッシュヒットを魅せた。CMソングとの親和性が高いことも証明済み、というわけだ。