こうした反響に反し、同作をバッサリ斬り捨てていたのが東野幸治。9月1日放送の冠ラジオ番組『東野幸治のホンモノラジオ』(朝日放送ラジオ)にて、実写版『ONE PIECE』を観たと明かした東野は「10分くらいで消したんですよ。怖なって」と告白。その理由はというと……。
「自分の思い描いていた『ONE PIECE』ではなかったそうで、『なんか、わからん人らがやってるんですよ。学芸会みたいな』と、役者の演技にダメ出し。その後、本作が世間では絶賛されていることを耳にして驚いた様子でした」(芸能ライター)
そんな東野の独特な感性は、過去の発言からも読み取れるという。
「昨年の『行列のできる相談所』(日本テレビ系)では、『絶対おもしろいベストアニメを教えて!』と題し、出演者のオススメのアニメ作品を紹介。その中で、東野は『宇宙よりも遠い場所』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『ゾンビランドサガ』といったコアな作品を選び、熱弁していました。さらに、『シュールというか……とにかく変』という理由から2020年に公開されたアニメ映画『音楽』をベストアニメに挙げていました。またマンガでも、『チ。ー地球の運動についてー』(小学館)が大ヒット中の魚豊(うおと)氏の過去作『ひゃくえむ。』(講談社)を紹介したり、以前も『ゴルゴ13』(小学館)について、主人公のゴルゴ13がほとんど登場しない『芹沢家殺人事件』について小一時間ほど語ったものの、ほぼカットされてしまったことがあるとか。2021年には『テレビでは鬼滅(の刃)を紹介する自分がいてるんですけど、心の中ではその収録の後、エヴァーガーデンの映画はよ行きたくて』と話していたように、一般ウケする作品もチェックはしているものの、嗜好はかなりオタク寄りなんですよね」(テレビ誌ライター)