チャールズ国王と、ヘンリー王子 Photo: Tim Rooke/Shutterstockチャールズ国王と、ヘンリー王子 Photo: Tim Rooke/Shutterstock

王室を離脱し、現在アメリカに住んでいるヘンリー王子が母国のイギリスへ一時帰省したのだが、父チャールズ国王とは面会をしなかったようだ。

英Telegraph誌によるとヘンリー王子は、ゴシップ誌のDaily Mail社を、プライベートな電話のハッキングと個人情報の不正利用をしたとして起訴。この裁判のため王子は3月27日に予告なしでロンドンを訪れ、裁判所に出廷した。ヘンリー王子は4日間の予備審問に出席する予定だという。ちなみにこの起訴はヘンリー王子や歌手のエルトン・ジョンを含む、7人の著名人が合同で起こしたものだ。

裁判所をあとにするヘンリー王子

今回イギリスへと帰国したヘンリー王子だが、父親のチャールズ国王側からは「忙しいので面会はできない」と言われたという。現在国王は、3月29日から始まるドイツ訪問へ向けてグロスタシャーにあるハイ・グローヴ・ハウスで準備をしていると言われている。

またヘンリー王子の兄であるウィリアム皇太子一家は、現在3人の子供たちが春休みなため、休暇にでかけているといい、彼らにも会わない予定だと見られている。

ヘンリー王子といえば、妻のメーガン妃と共に、5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式(たいかんしき)への招待状を受け取ったといわれている。しかし現時点で、ヘンリー王子一家が戴冠式に出席するかどうかは不明。そんな中、先日ヘンリー王子夫妻は戴冠式出席に関して3つの条件を出していると報道された。

そのうちのひとつは、夫妻の子供であるアーチーくんリリベットちゃんも招待すること。ふたつ目は、アーチーくんの誕生日を何らかの形で取り上げること。アーチーくんの誕生日は、戴冠式が行われる日と同じ5月6日だ。3つ目は、他のロイヤルメンバーと一緒にバルコニーに出ることを許可することだという。

これらが認められるかどうか、そしてヘンリー王子とメーガン妃が戴冠式に出席するかどうかに大きな注目が集まっている。