1970年の310人から、2022年には9万526人にまで急増しているデータ。何の数字か分かりますか? これは、日本における100歳以上の高齢者の人口です(※1)。超高齢化社会は先の話ではなく、今現在すでにどっぷり漬かったものに……。

 そうなってくると、避けて通れないのが“介護”の問題です。考えるだけで気を失いそうですが、そんな不安に押しつぶされそうな私たちの気持ちを、少しでも軽くしてくれそうな本をぜひ1冊ご紹介したく。カラテカの矢部太郎さん著、認知症専門医師の長谷川嘉哉さん原案の『マンガ ぼけ日和』(かんき出版)です。