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「膝行」の読み方をご存じですか?
「膝」は体の部位の「ひざ」で「行」とあるので「ひざいき」と読みたくなりますが間違いです。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「膝行」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○こう」の4文字
- 音読みです
- 「膝」の読み方は「漆」の音読みと同じです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「膝行」の読み方、正解は・・・
正解は
「しっこう」
です!
「膝」という漢字はそのまま足のももとすねの間の関節をさしており、音読みは「シツ」となります。「行」という漢字は様々な意味がありますが、ここでは「すすむ」という意味で使われています。
「膝行」は「足を曲げ、膝をついたまま進んだり退いたりすること」という意味で、神仏や貴人の前での礼儀作法として使われていたほか、合気道などの武道では現代でも使われている動作のひとつになります。なお、ひざまずいて進むことを「膝進(しっしん)」、退くことを「膝退(しったい)」と言うこともあります。
「平伏膝行」
「膝行」という言葉でよく使われる四字熟語は「平伏膝行(へいふくしっこう)」です。
「平伏」は座礼(座ったままする礼)の一種で、こちらも礼儀作法の一種です。「平伏膝行」と四字熟語になると、「神仏や貴人の前で恐縮しながら平伏し、膝を使って進退すること」という意味になります。
今でも武道で使われている「膝行」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
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