「沈黙」シリーズでその名を知られるアクションスター、スティーブン・セガールについて、そのプロフィールや出演作、まことしやかに噂されるロシアとの関係に迫ります。ウクライナへ入国禁止になったという噂の真偽はいかほどなのか、気になる情報もまとめますので、セガールについて知りたい方は是非チェックしてみてください。

スティーブン・セガールはどんな人?

スティーブン・セガールの現在は?ロシア国籍を取得しウクライナへは入国禁止⁈
(画像=thetimes、『Sorte plus』より引用)

スティーブン・セガールとはどんな人物なのでしょうか。まずは、セガールについてその基本的なプロフィールをご紹介します。名前を知っている程度の方も、この項目をチェックすれば彼について理解を深められます。

米アクション俳優として活躍

スティーブン・セガールの現在は?ロシア国籍を取得しウクライナへは入国禁止⁈
(画像=BBC、『Sorte plus』より引用)

スティーブン・セガールは、7歳の頃から格闘技に接していました。この本格的な格闘経験こそが、現在のアメリカにおけるアクション俳優としての地位に繋がっています。彼の演技はセガールアクションとして知られており、合気道の技法を中心としています。

実は、セガールは17歳の時に来日しており、そこで英語を教えながら自らは禅、合気道、剣道、柔道、空手などを学びました。合気道の腕前は7段です。さらに太極拳を始めとする複数の中国武術も学びます。

先述したセガールアクションは、フィリピン系の武器術であるナイフ格闘術も用います。さらに古流柔術風の関節技や空手、棒術、太極拳なども取り入れています。これにより実現した彼のアクションは、セガールアクションのほか「セガール拳」とも呼ばれています。

青年時代には、ショーン・コネリーにスタントアクションを指導していた際、彼の手首を骨折させてしまったことがあります。初期の作品は武術格闘シーンを中心としている正統派ですが、後には従来弱点としていた派手なアクロバット要素を組み込んでいます。

この時はスタントマンを用いており、『撃鉄2 -クリティカル・リミット-』におけるアクションシーンでは、スタントマンによるアクションシーンにセガールの顔が合成されています。また、セガールは銃にこだわりを持っています。

コルト・ガバメントを気に入っており、『エグゼクティブ・デシジョン』以外のすべての作品で、セガールが演じている主人公はコルト・ガバメントを使用しています。セガール自身、様々な銃を収集していることで知られています。

妻は日本人で息子も俳優?

スティーブン・セガールの現在は?ロシア国籍を取得しウクライナへは入国禁止⁈
(画像=biographypedia、『Sorte plus』より引用)

セガールは、1975年に藤谷美也子という日本人女性と結婚しました。彼女は合気道道場の娘で、結婚後には夫婦で大阪の地に合気道の道場を設立しています。夫婦の間には二人の子供がおり、それぞれ藤谷文子と剣太郎セガールという名です。

二人ともモデルや役者としての活動をしており、剣太郎セガールはロサンゼルスで合気道道場を開いています。なおセガールはアメリカへ帰国後、女優のアドリエーン・ラルッサと重婚しました。

これを知ったアドリエーンは同年に離婚を決断、1986年には藤谷美也子との離婚も成立しました。セガールはその後、1987年9月5日に『ハード・トゥ・キル』で競演した女優、ケリー・ルブロックと結婚し3人の子供を設けるも、1996年に離婚しています。

セガールのプロフィール

スティーブン・セガールの現在は?ロシア国籍を取得しウクライナへは入国禁止⁈
(画像=looper、『Sorte plus』より引用)

スティーブン・セガールは1952年4月10日、ユダヤ系の父とアイルランド系の母の間に生まれました。ミシガン州ランシング市出身で、身長は193cmと大柄です。デビューを飾ったのは1988年の映画「刑事ニコ/法の死角」でのことです。

この際、彼は持ち前の武術の能力を活かしてアクションスターとして一躍有名になります。このほか、『ハード・トゥ・キル』『死の標的』『沈黙の戦艦』『暴走特急』など数々の名作に出演しました。1994年の「沈黙の要塞」においては監督を務めています。