神社やお寺を参拝するときに欠かせない「お賽銭」ですが、お賽銭の金額に意味があることを知っていますか?お賽銭の金額に決まりはありませんが、できるだけ縁起の良い金額を納め、正しいマナーで参拝したいところですよね。この記事では、お賽銭のマナーやお賽銭におすすめの金額を紹介します!

みなさまこんにちは!

ライターのワタナベサツキです。

神社やお寺を参拝するときに欠かせない「お賽銭」。

お賽銭をいくらにしようかと、悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?

お賽銭の金額に決まりはありません◎

しかし、できるだけ縁起の良い金額を納め、正しいマナーで参拝したいところですよね。

今回は、お賽銭のマナーやお賽銭におすすめの金額を紹介します!

お賽銭の金額に悩んだことがあるという方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも「お賽銭」ってなに?

『DRESSY』より引用
(画像=photoAC,『DRESSY』より引用)

「お賽銭」とは、神社やお寺を参拝するときに、神様や仏様への感謝の気持ちを込めて賽銭箱に納めるお金のこと。

昔は、祈願成就したお礼参りの際に神仏に差し上げるお金がお賽銭でしたが、近年は感謝の気持ちを込めて賽銭箱に納めるお金という認識に変化しています!

さらに歴史をさかのぼると、神前にはお金ではなく米などを納めていたため「散米(さんまい)」と呼ばれていました◎

そこから貨幣が流通するようになり「散銭(さんせん)」に変化し、神から受けた福に感謝して祀るという意味がある「賽」の字を当て込み「賽銭(さいせん)」になったといわれています。

神社とお寺では意味が異なる

『DRESSY』より引用
(画像=photoAC,『DRESSY』より引用)

神社とお寺では、お賽銭の意味が異なります。

神社の場合、お賽銭は神様に捧げることになるのに対し、お寺の場合は仏様に捧げることになります!

そのため神社の場合は、神様に日頃の感謝を伝えるために納めるお金。 お寺の場合は、自分の欲を捨てる修行の意味を持つ「お布施」だともいわれています◎

お賽銭で集まったお金はどこに行くの?

お賽銭で集まったお金は、神社やお寺の運営や維持に使われます◎

神社やお寺は古い木造建築であることが多く、建物の修繕費用には大きなお金がかかるもの。

また、その古き良き建物を維持していくためにも、お金がかかります。

さらに、お賽銭で集まったお金は、神職や巫女さんの給与などにも充てられています!

神社やお寺を未来に残していくために、お賽銭は欠かせない存在なのです。

お賽銭の作法とマナー

『DRESSY』より引用
(画像=photoAC,『DRESSY』より引用)

お賽銭の作法とマナーは、神社に参拝するのかお寺に参拝するのかによって異なります。

では、神社の参拝方法とお寺の参拝方法を、それぞれ詳しく見ていきましょう◎

神社の参拝方法

神社を参拝する際の作法やマナーは、神社や地域によって特色があります。

ここでは、一般的な参拝方法を見ていきましょう!


【神社の参拝方法】
①鳥居をくぐって境内に入る
②手水舎で心身を清める
③参道を通ってご神前へ進む
④賽銭箱の前で軽くお辞儀をする
⑤お賽銭を入れる
⑥二拝二拍手一拝の順で拝礼する
⑦鳥居をくぐって出る

手水舎(てみずや)とは、参拝者が手や口などを清めるための場所のこと。

鳥居をくぐった後に手水屋があるので、手水屋では以下の手順で心身を清めましょう◎


【手水のやり方】
①ハンカチを用意しておく
②手水をはじめるまえに軽くお辞儀をする
③右手で持った柄杓で水を汲み、左手を清める
④柄杓を左手に持ち替え、水を汲み、右手を清める
⑤もう1度右手に持ち替え、左の手のひらにためた水で口を清める
⑥柄杓にためた水で、口を清めた左手を洗う
⑦柄杓を立てて、手で持った部分に水を流す
⑧ひしゃくを元の位置に戻す
⑨ハンカチで口と手を拭いて、軽くお辞儀をする

近年は、感染症対策の観点から柄杓を置かない神社も増えています。

流水である場合も基本的には、左手の後に右手、口を清めるという順番は変わりません!

お寺の参拝方法

『DRESSY』より引用
(画像=O-DAN,『DRESSY』より引用)

お寺の参拝方法は、宗派によっても異なります。

参拝方法が参拝先のお寺に掲示してある場合は、その掲示してある方法に従いましょう◎

ここでは、一般的なお寺の参拝方法を紹介します。


【お寺の参拝方法】
①山門の前で一礼し、境内に入る
②手水舎で心身を清める
③端を通って本堂へ向かう
④一礼をしてからお賽銭を入れる
⑤合掌して祈りを捧げ、一礼して拝礼を終える
⑥合掌して祈りを捧げ、一礼して退く
⑦山門を出るときは本堂に向かって一礼する

お寺では、基本的に拍手を打ちません。

また、山門と呼ばれるお寺の入り口にある門は、敷居を踏まないのもマナー!

お願い事や誓いを立てる場合は、合掌をしている間にしましょう。

お賽銭におすすめの縁起が良い金額

『DRESSY』より引用
(画像=photoAC,『DRESSY』より引用)

大前提として、お賽銭の金額に決まりはありません!

そのため、気持ちをこめて参拝すれば、無理にお賽銭を入れる必要もないのです。

また、金額が多ければ良いということもありません。

自分の気持ちの分のお金を用意するのが、1番良いことなのです◎

そうはいっても、決まりはないと悩んでしまうでしょう。

近年は、意味や語呂合わせからお賽銭の金額を決める人が多く、縁起が良いとされています。

お賽銭におすすめの縁起が良い金額は、以下の通りです◎


【お賽銭におすすめの縁起が良い金額】
・5円:ご縁がありますように
・5円玉2枚:重ね重ねご縁がありますように
・5円玉8枚:末広にご縁がありますように
・11円:いい縁がありますように
・15円:十分にご縁がありますように
・20円:二重に縁がありますように
・25円:二重にご縁がありますように
・41円:始終いい縁がありますように
・45円:始終ご縁がありますように
・50円:10倍のご縁がありますように
・100円:100の縁がありますように
・115円:いいご縁がありますように
・125円:十二分にご縁がありますように
・485円:四方八方からご縁がありますように
・2,951円:福来い(福が来ますように)
・4,129円:良い福(良い福に恵まれますように) ・8,981円:厄払い(厄が払えますように)
・1万円:万事円満になれますように

この他にも、5円玉と50円玉は真ん中に穴が開いているので「見通しが良く運が見通せる」という考えもあります!