生活様式が変わって、他人に向いていた意識が少しずつ“自分”になりつつある。これまで以上に自分の感覚や気持ちを大切にしようとする考えている人も多いのではないでしょうか。そこで大切にしたいのが自分のゴキゲンは自分で取るということ。物を持ちすぎて疲れていると感じた時こそ、心が軽やかになるネイルを味方に、選別していきましょう。
「自分のゴキゲンは自分で取らないとね」。今週、尊敬している経営者の女性に悩みを相談したときにいただいた言葉。今年はコロナ禍で環境が大きく変わっただけでなく、アラサーという年齢もあって仕事や恋愛でも変化がたくさんあり、悩んだりもがいたり耐えたりすることがすごく多かった一年でした。
きっと多くの人にとっても生活様式がガラリと変わったのと同時に、考え方もガラリと変わった年。自粛期間中に、「自分はどうやって生きていきたいのか?」「自分にとって心地よい生き方は何か?」「毎日をどのように過ごしたいか?」をそれぞれが自分自身とじっくり向き合って考えたことでそれまで他人に向いていた意識も“自分”に向くようになり、今まで以上に自分の感覚や気持ちを大切にしようとする人が増えたと実感しています。
私もその一人。今まで以上に自分と向き合い、毎日をどのように過ごして、これからをどうやって生きていきたいかを考えたときに思い浮かんだのは「ゴキゲンでいたい」というシンプルな答え。悩むことが多かった1年だったからこそ、笑って過ごせる毎日がとても尊く感じています。
ゴキゲンでいるために始めたこと
自分がゴキゲンでいるためにはどうしたら良いか? 他人任せではなく、自分のゴキゲンは自分で取りたい。そこで始めたのがものを捨てるということ、断ち切ること。物も、人間関係も、全て。
今までの私は「もったいない」が先行して何も捨てられないし、「まぁいっか」と我慢してなかなか関係を断ち切れない女でした。でも、それではゴキゲンで過ごせないと気づきました。少しの違和感をそのままにしておくとどんどん肥大化して、抱えきれないほど大きなストレスになるから。少しドライな言い方になってしまうけど、物も人間関係もちゃんと選別しないと、自分の心が荒み、本来悩まなくても良い悩みが増え、楽しく過ごせるはずの時間も悲しい時間にすり替わってしまうから。だから、物も人間関係も「私は心地良いと感じるか?」と真剣に考えるようになりました。洋服だったら、可愛くても着たときに心地良さを感じないなら断捨離。人間関係だったら、好きでも一緒にいて自分が辛くなるなら断ち切る。
もちろん捨てるには勇気がいります。今まで捨てることをしてこなかった私にとっては、かなり怖いことです。でも、それを抱えたまま生きる方がさらに怖いことです。
自分がゴキゲンで過ごすために心地良いものに囲まれたい。その気持ちをベースにして、今の自分には何が必要か、何が不要かを改めて見直すことは、これから生きていく上でとても大切だと実感しています。