子育て支援事業を展開するコドミーは、風の森が運営するPicoナーサリ新高円寺において、保育園で着替えた洋服を回収・洗濯し、翌日には保育園に届ける「手ぶらで登園 コドミーランドリー」を開始した。

「手ぶらで登園 コドミーランドリー」の導入により、保育園に子どもを送り迎えする保護者は、手ぶらで子どもを連れていくことができるようになり、これまでよりも快適にストレスのない送り迎えができるようになる。

少子化の課題解決には、子育ての負担軽減が必要

子どもの数は年々減少し続けており、23年の出生数は75.8万人(※1)にまで減少した。国立社会保障・人口問題研究所の推計よりも12年も早いペースで少子化が進んでいる。この課題の背景には、人々のライフスタイルの多様化や物価上昇による可処分所得の減少等により、共働き世帯の割合が73%と急速に増加(※2)しており、婚姻世帯が子育てに対して金銭的、時間的、精神的に余裕が持ちづらく、負担が大きいことも原因であると同社は考えている。

送り迎えの荷物が大変


コドミーで実施した保育園の保護者向けのアンケート(n=239)では、3歳以下の子どもを持つ親の、実に86%が送り迎えの荷物を大変さを感じていることが分かった。保護者の負担軽減のため「おむつのサブスク」は全国区の公立保育園でも自治体が導入を決めているところが多いが、着替えの荷物が減らないことには保護者の負担は依然大きいままであり、登降園時の荷物をなくすことができるサービスへの期待が膨らんでいる。

手ぶらでの登降園を実現するサービス



「手ぶらで登園 コドミーランドリー」は、そんな着替えの持ち帰りをなくし、手ぶらでの登園を実現するサービスだ。毎日の着替えをコドミーが回収して洗濯して棚に返すことで、登降園の際に着替えの持ち帰りを気にする必要がなくなり、朝のストレスの軽減、気軽にだっこできる登園、帰りの寄り道など、送り迎えがぐっと快適になる。


園児の衣服をレンタルするランドリーサービスもあるが、保育園での運用変更が必要なため導入にハードルがあった。「手ぶらで登園 コドミーランドリー」では、園児の洋服を個人の棚から回収して洗濯したあと、棚まで返すため、保育士は従来のオペレーションと変わらず、すぐに導入できることも特徴だ。また、保育園で洗濯しているふきんなども引き受けるため、保育士の労働環境改善にもつながる。