■損傷が深部に及ぶことも

低温やけどとは、44℃~50℃くらいのものに長時間触れ続けることで起こるやけどのこと。

高温でのやけどは皮膚の表面から熱傷になりますが、低温やけどの場合、表面上は軽い熱傷に見えても損傷が深部まで及んでいることがあります。熱いと感じたときには応急処置も間に合わないといったケースもあり、非常に危険。

低温火傷に気付いたら、普通のやけどと同様にすぐに流水で冷やすことが大切です。まずは、冷たすぎない程度の水で患部をじっくり冷やした後、必ず皮膚科を受診しましょう。パッと見では判断しにくい傷の深さに応じて、適切な治療を受けることが重要です。

■低温火傷を防ぐための3つのポイント

「桐灰カイロ」などを販売している小林製薬は、低温火傷を防ぐために「カイロの当たっている場所を圧迫しない」、「1・2時間に1度、肌の状態を確認する」、「熱いと感じた時は、すぐに移動させる事」の3点を挙げています。

カイロから皮膚に伝わった熱は血流にのって運ばれるため、カイロの当たっている部分が圧迫され血流が妨げられると、そこだけ温度が上がってしまい火傷を引き起こしやすくなるそう。また、就寝時や運動時、他の暖房器具との併用は、設定している以上に温度上がり、火傷の原因になるため、使用を控えるよう呼びかけています。

節電になったり、外出先で暖められたりと便利な湯たんぽやカイロ。安全に暖かくすごせるよう、もう一度日頃の使用方法を確認しておきたいですね。


提供・fumumu

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