【魔女の宅急便】キキが飛べなくなったシーン

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

キキがコリコの町で暮らすようになり、宅配便業を通じてさまざまな住人と接点を持ちます。配達途中、華やかに着飾った町の女の子たちに黒ずくめのファッションをバカにされたり、荷物を受け取った女の子に冷たくあしらわれたりなど傷つくことも増えていきます。

そんなある日、雨に打たれたキキはひどい風邪をひき、寝込んでしまいます。そしてホウキで飛べなくなるだけでなく、黒猫のジジと会話ができなくなるなど、トラブルが起きていくのです。

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由&考察

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

魔女のキキがどうして飛べなくなったのか、その理由についてはさまざまな都市伝説がささやかれています。ここではいろいろな人に語り継がれている飛べなくなった理由とその内容について考察してみましょう。

理由&考察①恋をしたから

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

自由に空を飛んでいるキキの魔法に憧れるトンボと親しくなったから飛べなくなったのではという説もあります。確かに私達の場合、恋をすると仕事や勉強に集中できなくなったり、いつもできていることができなくなったりすることは多々あります。

劇中では、キキがトンボの存在を意識している場面はいくつも描かれていますが、それが恋なのかというといまいちはっきりしません。実際にアニメ映画を作った宮崎駿も、「恋仲になったとは思っていない」と語ったこともあるので、恋をしたから飛べなくなったというのは少し違うようです。

理由&考察②イップス

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

キキが飛べなくなった理由として、イップスがあるのではという話もあります。イップスというのはもともとゴルフで使われていた言葉で、精神的ストレスから自分が思うようなパフォーマンスがとれなくなることを意味します。

元来はスポーツで使われていた言葉ですが、最近ではスポーツ選手以外にも使われる表現なので、この機会に覚えておくとよいでしょう。キキは1人暮らしを始めてから、一人前の「仕事人」として町の住人たちと接しています。

それまでは両親のもとで、子供として自由な生活を送っていたにも関わらず、13歳で一人の「大人」としての生活を余儀なくされているのです。そのため、知らぬ間に精神的ストレスやダメージを受け、イップスを引き起こしたのではともいわれています。

理由&考察③生理がきたから

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

キキが13歳ということで、ちょうど思春期に当たることから、「生理がきたのでは?」という説もあります。確かに生理が始まる頃には体内でホルモンバランスも変化するので、そのバランスの変化が魔女としての才能に影響を及ぼすとも考えられます。

劇中では、キキによる「魔女は血で飛ぶ」というような会話もあるので、血に関係する「生理が理由」という発想が生まれたようです。空を飛べなくなったキキがお腹を押さえる場面も描かれており、生理を示唆しています。

実際に宮崎駿によると、飛べなくなった理由について女の子の思春期特有のものと答えたこともあり、生理が影響しているという説が濃厚です。

理由&考察④人間と関わりすぎた

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

実家を出て一人暮らしを始めるまで、魔女である母親と共に暮らしていたキキは、すでに魔女という存在に理解のある人々に囲まれて育ちました。

しかし一人暮らしを始めたことにより、魔女という存在をなんとかほかの人に理解してもらえるよう努力する必要があったほか、人間と関わることにより人が持つ嫉妬や自己中心的な態度といったマイナス面を知りました。

そのことが、これまで純粋な性格だったキキに何らかの影響を及ぼし、飛べなくなったのではという説もあります。人間のどす黒い感情が、キキを汚したということですが、その反面、おソノさんやウルスラのようにキキをいろいろな形で支えてくれる、温かい人間がいることも事実です。

理由&考察⑤劣等感を抱き自信がなくなった

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

シンプルな黒のワンピースに身を包んだキキは、アニメの主人公にしてはシックないでたちです。そんなキキは、トンボの友達である女の子たちに劣等感を抱き、それが飛べなくなった原因ではないかと考える方もいるようです。

確かにトンボの周りにいる女の子たちは、華やかな色合いの服に身を包み、オープンカーでドライブに行くなど、派手な印象です。キキが彼女たちに対し、地味な服装で、さらに仕事をしているという状況を比べ、劣等感を抱き、飛べなくなったと考えた方もいます。

ジジと話せなくなる理由も同じ!

【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由とは?徹底解説!
(画像=Pinterest、『Sorte plus』より引用)

ストーリーの中で、ある日突然キキはジジと話せなくなります。普通にニャーと鳴いているジジに対し、キキはパニックにも近い状態に陥ります。幼少期から一緒に暮らし、一人暮らしの相棒でもあったジジと会話ができなくなるというのは、キキにとってはかなりの痛手でした。

このジジと話せなくなった理由も、キキが空を飛べなくなった理由と同じだとされています。さらに宮崎駿は、ジジが話せなくなったのではなくキキが変わったといったことも話しており、やはり「生理」により、心身が成長したからとも考えられます。