新鮮な海鮮料理が食べられる小田原漁港や、天守閣からのパノラマビューも楽しめる小田原城、建築と一体になった美術作品が鑑賞できる江之浦測候所など、車で行くのにぴったりな小田原でおすすめの絶景ドライブスポットをご紹介します。

1. 小田原漁港(早川漁港)

相模湾の西部、早川河口右岸に位置する、小田原を代表する漁港。別名で早川漁港(早川港)とも呼ばれています。日本三大深湾の一つである相模湾は、四季折々の豊富な魚種の水揚げが自慢!

漁港の周辺には「おさかな通り」や「小田原おさかなセンター」をはじめ、新鮮な海鮮料理が食べられる飲食店やみやげ物店が立ち並んでいて、ドライブがてら立ち寄るのにもぴったりです。

ランチで立ち寄るなら、おすすめは「かご平」。小田原漁港はアジで有名ですが、こちらのお店では、サクサクふわふわのアジフライとお刺身がついた定食などがいただけますよ。

2. 小田原フラワーガーデン

一年をとおして花と緑が楽しめる植物園。メイン施設のトロピカルドーム温室では、隣のゴミ焼却施設の余熱を利用しています。温室内には熱帯・亜熱帯植物を中心に約300種が植栽されており、冬でも暖かく南国ムードを楽しめます。とくに3月~5月に開花する「ヒスイカズラ」は一見の価値あり!また約200品種480本の梅が植えられている「渓流の梅林」も見どころのひとつです。

そのほか約150品種350本のバラが植栽されている「バラ園」や、約180品種1,000株が植栽されている「ハナショウブ池」、そして「アルカディア広場」では夏季限定で噴水が稼働し、水遊びスポットとして人気です。園内には、トロピカルなドリンクやジェラート、軽食がいただけるカフェもあります。

3. 石垣山一夜城歴史公園

井戸曲輪 戦国時代当時の石垣の残存状況が1番良い場所です

小田原を見渡せる石垣山にかつて築かれた「石垣山一夜城」。関東で最初といわれる総石垣の城であり、現在は国指定史跡の歴史公園となっています。石垣山は元々「笠懸山」と呼ばれていましたが、そこへ小田原城を攻めるために大坂から攻め上った豊臣秀吉が、この地へ石垣の城を築きます。石垣山という呼び名はこの秀吉の築城の時からです。

石垣は度々の地震で崩れている場所も多いですが、城の遺構がよく残っており、戦国時代が好きな人ならぜひ訪ねたいスポット。公共交通機関では訪れにくい場所にあるため、ドライブがてら訪れるのにもおすすめです。

二の丸展望台からの景色

「一夜城」という名がついていますが、実際の城の建築は80日ほどかけられたそう。建築中の様子を敵に知られないために木で隠し、完成した時にその木を一斉に落として姿を表したため、一夜で城が出来たと敵の北条方を驚かせた、という逸話によって名付けられました。

二の丸の展望台からは、まさに小田原を一望できる絶景が楽しめます。夜景鑑賞スポットとしてもおすすめですよ。