リリー・グラッドストーン(左)がケイト・ブランシェット(右)に受けたアドバイスとは(画像:@lilygladstone / Instagram、@cate_blanchettofficial / Instagram)リリー・グラッドストーン(左)がケイト・ブランシェット(右)に受けたアドバイスとは(画像:@lilygladstone / Instagram、@cate_blanchettofficial / Instagram)

多忙なアカデミー賞シーズンを過ごすリリー・グラッドストーン。彼女が、この時期を乗り越えるために先輩からもらったあるアドバイスを明かした。

リリー・グラッドストーン(37)がPEOPLE誌の独占インタビューに登場。マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でアカデミー主演女優賞に初ノミネートされたグラッドストーンは、授賞式までの多忙な時期をどう乗り越えるか、ケイト・ブランシェット(54)からアドバイスを受けたそうだ。

リリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』©︎ Apple)

リリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』©︎ Apple)

ブランシェットの意外なアドバイスとは?

グラッドストーンは、「彼女(ブランシェット)のアドバイスで大きかったのは、この期間中ずっとアダプトジェニック・マッシュルーム(※)を摂取し続けるということだったの。すばらしいアドバイスだよ」とブランシェットに感謝。「今を生きる最もすばらしい俳優のひとりからもらえた、とても簡単ですばやくできるセルフケア法だね」と、ブランシェットのアドバイスを認めた。

※ストレスへの抵抗能力を高める効能を持つ“アダプトゲン”が摂取できるキノコ類

過去に2度アカデミー賞を受賞しているケイト・ブランシェット。彼女からのアドバイスにグラッドストーンは驚いた様子。「(ブランシェットの)キャリアと演技に憧れて育ったから、もらうアドバイスは『現場でどのように過ごすか』や、『目標に向けて集中する方法』、または『演技のヒント』についてだと思っていた」と説明するグラッドストーン。彼女からのアドバイスが健康法だったことは意外だったようだ。

ブランシェットを崇拝するグラッドストーン

グラッドストーンは10代の頃からブランシェットを「崇拝している」と言う。ブランシェットが『エリザベス』(1999)のエリザベス1世役でアカデミー賞を受賞しなかった際の失望は今でも忘れないそうだ。(同年の主演女優賞は『恋に落ちたシェイクスピア』グウィネス・パルトローが受賞。)

「それが本当に本当に悲しかったことを覚えてる」と当時を振り返ったグラッドストーン。彼女は続けて「彼女(ブランシェット)は私にとって究極の存在。彼女はこの世代における偉大な才能」とブランシェットを絶賛した。

【動画】『エリザベス』予告編

さらに、ハリウッドでの大成功にもかかわらず、ブランシェットが彼女に「とても親切だった」ことにもグラッドストーンは言及していた。

グラッドストーンの幸運のお守り

さらにグラッドストーンには、オスカーにも持参予定のお守りのようなものがあるという。「Wilma Mankiller Quarter」や新たに作られたMaria Tallchief Quarter(※)」といった硬貨コレクションだ。

※歴史を変えたネイティブ・アメリカンのプリマ・バレリーナをフィーチャーした硬貨

「女族長の先がけとなった存在など、それぞれの分野で道を切り拓いた先住民たちの小さな硬貨を集めてる」とPEOPLE誌に説明したグラッドストーン。続けて彼女は「これらの小さな硬貨を持ち歩くのが好きなの」と、こだわりのゲン担ぎを明かした。

アカデミー主演女優賞にノミネートされた史上初のネイティブ・アメリカン女優として歴史を変えたリリー・グラッドストーン。彼女はさらに「私は1月のゴールデングローブで勝った後、デブ・ハーランド内務長官と座って話す機会があった」と明かす。(ハーランドは、内務長官を務めている初のネイティブ・アメリカン女性。)

「私がデブ・ハーランドとともに座った時、彼女はその勝利について話しながら涙ぐんでくれた」と振り返るグラッドストーン。さらにハーランドは「1組のイヤリング、少しのチョコレート、そして彼女のコインをくれた」と、温かい歓迎があったようだ。

第96回アカデミー賞授賞式は、現地時間3月10日に開催。司会はジミー・キンメルが務め、ハリウッドのドルビーシアターから生放送される。

なお、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はApple TV+で見放題配信中。