遺産相続でもらえるお金の平均は1,000万円を超えることをご存知でしょうか。まさか自分はそんなことない、と思うかもしれませんが、実は7割の人が家族と相続について話したことがないことがわかっています。

ある日突然、大金を手にしたとき絶対やってはならない行為があります。

今回は、現役政治経済系ジャーナリストの筆者が、「突然の遺産相続で1,000万円以上のお金を手にしたとき」の注意点を紹介します。せっかくお金持ちになったのに、不幸にならないよう、しっかりチェックしてください。

相続について家族と話し合っている人は少数派? 50代~70代の「相続対策」事情

■1:仕事を辞めない

まず仕事を辞めてはダメです。確かに1,000万円が相続で手に入ると、当面の生活費はそのお金でまかなうことができます。しかし冷静に考えてみましょう。1,000万円って、年収500万円の人にとってわずか2年分の給料です。

■2:生活レベルを上げない

「自炊ばかりで疲れた、貯蓄もできたし外食でいいや」気が抜けて生活レベルを一気に引き上げ、あっという間に1,000万円つかってしまう人がいます。

生活レベルは上げるのはカンタンですが、下げるのが非常に難しいことは、ご存知でしょう。富裕層は質素を好みます。大金を手にしたからこそ、グッと身を引き締めて、家計見直しを行い倹約に努めましょう。

■3:人に自慢をしない

1,000万円を手に入れたことを、人に自慢しないでください。人から妬まれるだけです。これまでに築いてきたいい人間関係も、そのことをきっかけに壊れてしまうかもしれません。急に羽振りを良くする必要もありません。これまで通りの関係を続けることが大切です。

■4:消費しない