ストライキがなければ新曲は生まれなかった?アリアナ・グランデが明かす
アリアナ・グランデが、ニュー・アルバムのリリースは予定外だったと明かした。
3月8日にニュー・アルバム「Eternal Sunshine」をリリース予定のアリアナ・グランデが、Zach Sang Showのインタビューに登場。当初、新曲のリリースは映画『Wicked(原題)』公開までしない予定だったと明らかにした。なお、人気ミュージカル「ウィキッド」の映画版で、アリアナはグリンダ役を演じている。
映画撮影停止が、新曲を生んだ
アリアナはインタビューで「(当時、新曲を作ろうとは)予定していなかった。アルバムを作る目標もなかったな。」と説明。「実は、『ウィキッド』公開後までに音楽をリリースすることに反対だったの。『パート1』の後か2部作が終わってからになるかはわからなかったけどね。私自身がどんな感覚になるか、わからなかったんだ」と、映画撮影と同時進行での音楽活動に不安を覚えていたようだ。
しかし、ハリウッドが脚本家組合と俳優組合のストライキによって閉鎖。よって『ウィキッド』の撮影は一時停止された。時間を持て余したアリアナは、結果的に新たな音楽を制作することにした。ニューヨークでの制作に協力したのはマックス・マーティンだ。
沸くインスピレーションに身を任せた楽曲制作
新曲についてアリアナは「全部がどんどん沸いてきたんだ。共同制作に励んだ最初の一週間の後も、私は1人で毎日スタジオに足を運んだよ。すべてが予定されていたかのように連鎖していって、私はそれに耳を傾け、身を任せることにした。こんなに自然に私の中からあふれるなら、それをシェアすべきだと思ったんだ」と説明。沸き出すように自然と生まれていった音楽が、アルバムには収録されたようだ。
グリンダ役がアリアナを癒した
「Eternal Sunshine」は、2020年10月にの「Positions」以来のアルバム。アリアナは、『ウィキッド』のグリンダ役に打ち込んだ経験により、前のアルバムのリリースから成長できたと感じているようだ。
「私は(グリンダ役を通じて)自分自身の多くの部分を癒やせたの。そして自分と音楽の関係や、アーティストでいることに関する個人的な引っかかりの多くを実際に癒やしてくれたんだ」と彼女は語る。続けて「起きたことすべてが意味をなしてくれたと思う」と、映画での経験に感謝した。
『ウィキッド:パート1』は11月27日に劇場公開。さらに続編が2025年に公開予定。
アリアナのインタビューのパート2は、Amazon Musicで3月8日にリリース予定。そこで彼女はアルバムの各曲を解説する予定だという。