自粛期間中の子育てについて、アンケート調査が行われました。結果は想像通りの厳しいもの。育児の負担、そして在宅勤務との両立の難しさも判明しました。
外出自粛の解除と子育ての負担
自粛期間ももうすぐ解除の見通しが出てきました。
今後の感染者数の動向は心配ですが、子どもの教育面・発達面を考えると、園や学校の再開が待たれます。
そんな中、オンライン保険相談サービスの運営会社が、自粛期間中の子育てに関するアンケートを行っています。
想像通り、子育てに苦労しているデータが集まっているようです。その内容を見てみましょう。
【1】外出自粛期間中の子育てに関するアンケート
オンライン保険相談サービスを運営する「ほけんROOM」では、「外出自粛期間中」の「未就学児の子育て家庭」を対象とする意識調査を実施しています。
未就学児を持つ親、計468名分(女性76.0%、男性24.0%という割合)のデータです。
自粛前と比べて子育ては大変になった?→77.5%YES
未就学児のいる家庭では、想像通りの「ほとんどの家庭で大変!」という結果になりました。自粛前と比べて「大変」「やや大変」の合計が77.5%ですが、さらに「通常通り大変」も15.2%います。
結局、全部合わせると「大変」に含まれる割合は9割超。子育て家庭の苦労が数字によく表れているといえるでしょう。
「子供を叱る回数」増えた?→「増えた」「やや増えた」6割超
言葉だけではしっかり聞き入れてくれない未就学児の場合、子どもを叱る回数も増えているようです。
「増えた」と回答…21.4%
「やや増えた」と回答…42.0%
という結果になりました。
中には、「他家庭、あるいは自身の家庭の子供について児童相談所へ連絡」したという回答(1.1%)もあるようです。