ボディビルダー兼人気フィットネス・インフルセンサーとして活動するメキシコ人女性が今月7日、汗の量を減少させる手術をした後に亡くなった。

亡くなったオダリス・サントス・ミーナ(23)は、鍛え上げられたボディをインスタグラムに定期的に投稿し、14万7000人のフォロワーを抱えるインフルエンサーでもあった。彼女はグアダラハラにあるスキンピエルクリニックにて、新開発された制汗剤「MiraDry」のプロモーションを依頼されれていたという。

この「MiraDry」は、熱エネルギーを使って汗腺を除去することで脇の下の余分な汗を抑えて体臭を軽減させ、さらには脇毛も減らすことができるという効果をうたっていた。

しかしながら、この処置は失敗に終わる。彼女は麻酔をかけられた後、心肺停止状態になってしまったのだ。クリニックの職員たちは心肺蘇生をこころみたが、オダリス・サントス・ミーナは、その後まもなく亡くなったという。

ミーナはこれまで、「汗をかかない」という治療法は安全で効果的だとして、SNS上でたびたび「MiraDry」を宣伝していた。その後は警察が捜査を行い、彼女の死は麻酔科医ではない者が麻酔をかけたことによる過失だと報告した。