亡くなったテイレン・モズレーくん亡くなったテイレン・モズレーくん

フロリダ州で行方不明となっていた2歳の男の子が、ワニの口の中から遺体となって発見された。

亡くなったのはテイレン・モズレーくん(2)。彼の父親は、テイレン・モズレーくんと母親のパシュン・ジェフェリーさんを殺害したとして2つの第一級殺人罪で起訴されている。

セントピーターズバーグ警察のアンソニー・ホロウェイ署長によると、警官がデル・ホームズ公園周辺を捜索していた際、湖で口に何かをくわえたワニを発見。ワニを銃撃したところ、口から子供の死体を落としたという。

現在、テレインくんの遺体は回収されているが、彼の死因や、湖に沈む前に死んでいたかどうかはまだ明らかになっていない。

事件が起こったのは3月30日(木)のこと。パシュン・ジェフェリーさんがアパート内で複数の刺し傷を負った状態で死んでいるのが発見された。

同時に、手から腕にかけてケガをし、地元の病院を訪れていたテイレンくんの父親トーマス・モズレーを参考人として聴取。このときテレインくんが一緒にいなかったことから、警察はボランティアを動員し大規模捜索に踏み切った。

テレインくんが発見されたのは、自宅から約23キロ離れたため池の中だった。

アンソニー・ホロウェイ署長はトーマス・モズレーのケガがパシュンさんの正当防衛によるものかどうかは言及しなかったものの、被告がテレインくんの殺害にも関わっていると確信しているという。

そのうえでこのような結果となったことについて、「残念でしかたがない」と付け加えている。

遺族は、フロリダ州タンパのテレビ局「WFLA」の取材に対し、「テレインはさみしがりやで、いつもママに電話していました。パシュンもテレインのことを心から愛していたのです」「テレインは、とにかくうつくしい男の子でした。愛され、かわいがられていました」と悲痛な胸の内を語っている。