7月19日に“プロ転向”会見を開いたフィギュアスケートの羽生結弦選手。試合では規格外の得点を連発し、2014年のソチ、2018年の平昌とオリンピック連覇などの偉業を達成しました。
そこで、女子SPAではシニア転向の2010-11シーズンから2021-22シーズンまでにプログラムで使用した曲についてアンケートを実施。(※) 最も印象に残った曲を聞いてみました。
まず17位から11位までを見てみましょう。
クラシック音楽からド派手なロックまで 絶対王者への過程
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羽生結弦選手のプログラム曲で、印象に残っているのはどの曲?(複数回答)
17位 ドアーズ「Hello, I Love You」0.5%
17位 スクリャービン 練習曲第12番「悲愴」0.5%
15位 エドウィン・マートン 「Art On Ice」1%
15位 リッカルド・コッチャンテ ノートルダム・ド・パリ1%
14位 ラウル・ディ・ブラシオ 「秋によせて Otonal」1.5%
13位 ロビー・ウィリアムス 「Let Me Entertain You」2%
11位 プリンス 「Let’s Go Crazy」2.5%
11位 サラサーテ ツィゴイネルワイゼン 2.5%
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ここではシニア転向直後から絶対王者への過程で使われた曲が多くランクインしています。
2010-11シーズンのフリーで使用した「ツィゴイネルワイゼン」や、2011-12シーズンのショートで使用した「悲愴」を懐かしく思うファンもいるのでは?
最高峰の技術と端正な表現力でクラシック音楽を表現する一方で、ド派手なロックナンバーで沸かせるエンターテイナーぶりも羽生選手の魅力。
2016-17シーズンのショート「Let’s Go Crazy」や2020-21シーズンのショート「Let Me Entertain You」の演技には、プロ転向を見据えていたかのようなショーマンシップにあふれていました。
つづいて、10位から4位までを見ていきましょう。
ギターソロやショパンの大名曲を凌駕する羽生選手
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10位 久石譲メドレー「Hope & Legacy」4%
8位 サン・サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」5%
8位 ショパン「バラード第1番」5%
7位 ゲイリー・ムーア 「パリの散歩道」6%
6位 映画『ロミオ+ジュリエット』『プランケット&マクレーン』7%
5位 映画『ロミオとジュリエット』(1968年版 ニーノ・ロータ)7.5%
4位 NHK大河ドラマ『天と地と』(冨田勲)14.5%
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円熟味を増し、向かうところ敵なし状態の羽生選手を彩った名曲の数々がランクインしています。
その中でもソチ五輪のショートで史上初の100点超えを達成した「パリの散歩道」は鮮烈でした。ゲイリー・ムーアの分厚い音のギターソロを凌駕(りょうが)する演技は鬼気迫るものがありましたね。
またショパンの「バラード第1番」は2014-15、2015-16、2017-18、2019-20の計4シーズンで使用された代名詞的な一曲です。王道を行く羽生選手だからこそ、小細工なしで大名曲にチャレンジできるのかもしれません。
2021年から22年の北京五輪までフリーで使用した「天と地と」では、4回転アクセルにトライ。国際大会で史上初めて認定される偉業も達成しています。
そしてここからはいよいよ上位3曲の発表です。