親が散財する姿は、子供に見せないほうがよいでしょう。子供が「親だけお金を自由に使ってずるい」と不満を抱く可能性があります。「たまには自分へのご褒美」というのもストレス解消には重要ですが、子供の見ていないところで上手にやりましょう。

「お金がない」と子どもに言う

子どもに対して「お金がない」と言うのも、できれば避けましょう。親の「お金がない」という言葉は、子供に不安を与えます。また、お金を使うことに対する罪悪感を子供に植え付けかねません。

本当に必要なものでも買ってはいけない、という間違った金銭感覚につながるおそれもあります。

子供のお年玉を勝手に使う

子供のためにともらったお年玉を親が預かり、勝手に使うこともNGです。管理するだけなら良いですが、勝手に使うのは子供との信頼関係に大きなダメージを及ぼします。

子供がもらったお金は別に管理し、子供のために使うのを前提にしましょう。

子供とともに親も成長しよう

子供に正しい金銭感覚を身につけさせるために行動することは、親にもプラスになります。「子供にお金を大切にしようと言っているけど、自分はどうなんだ?」と振り返るきっかけになるからです。

甘やかさず、厳しくしすぎない絶妙のラインで、子供とともに成長するつもりで取り組みましょう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー) 立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者(試験合格)