愛知県犬山市のココトモファームが製造販売する自家製米粉100%グルテンフリーの「ハードバウム玄米」が、バウムクーヘン博覧会実行委員会主催の「ファイナルクーヘン総選挙2023東京頂上決戦」にて、初出場で総合部門の第3位に選出された。

農商工福連携で取り残さない居場所を

ココトモファームは、“ココでトモだちになろう”をテーマに、農業・商業・工業・福祉を連携させ、生産から販売までの一貫したものづくりを通して、障がいがある人もない人も一緒に働ける居場所づくりに取り組んでいる。


犬山市認定農業者として、主にお米を生産する1次産業である農業に、2次産業として米粉のバウムクーヘンの製造業、3次産業として店舗での販売業を加え、農業の6次産業化に取り組み、それぞれの職場では障がいがある人もない人も一緒に働いている。

多くの客と関わりを持つ商品ができたことで、障がいがあるスタッフもより多くの人々と交流する機会が増え、経済面だけでなく精神面の充実、やりがいを感じられる職場環境を作り出すことができている。

手話が共通語で安心して買い物ができる


手話が共通語のバウムクーヘン専門店「ココトモファーム サインランゲージストア」では、手話のほかにも「筆談」「音声アプリ」「指さしオーダー」で注文が可能。ろう者だけでなく、聴者の人でも、ろう者のスタッフとスムーズなコミュニケーションができる。


現在、愛知県の西尾寺津店・名古屋守山しだみ店、兵庫県の神戸大開店の3店舗を展開しており、店内はたくさんの人でにぎわっているのに、とっても静かで笑顔があふれる場所となっている。

トップ3に選出された「ハードバウム玄米」

同社のバウムクーヘンは、自家製米粉100%グルテンフリー。自然の恵み豊かな田んぼで育てた食味最高ランクのお米を使用した、米粉のバウムクーヘンだ。

今回、ファイナルクーヘン総選挙で総合第3位に輝いた「ハードバウム玄米」2,100円(税込)は、玄米の生米粉を使用し、玄米ならではの濃厚さや後からくる余韻をじっくり楽しめるのが特長。また、噛むごとにカリッと香ばしい食感ともっちり感のハーモニーが楽しめる食感も人気の秘訣。2021年には、「愛知ふるさと食品コンテスト 農業水産局長賞・優秀賞」も受賞している。

全国のファンによる投票でランキング

「ファイナルクーヘン総選挙」は、2021年3月より“コロナ禍でも、会場に行かなくても楽しめるイベントを”という想いからスタート。小さな子どもからお年寄りまで、全国のバウムクーヘンファンがお気に入りのバウムクーヘンに投票し、ご当地バウムの頂点を決定する。

2023年の東京頂上決戦では、全国36のご当地ブランドが立候補。バウムクーヘン博覧会の会場内での投票のほか、バーチャル会場、Instagramなどのオンライン投票も同時開催。総投票数10,718票からランキングが決定した。

ファイナルクーヘン総選挙総合第3位に輝いた「ハードバウム玄米」を味わってみては。

■ココトモファーム西尾寺津店:
住所:愛知県西尾市寺津町飛越34-2

■ココトモファーム名古屋守山しだみ店:
住所:愛知県名古屋市守山区大字上志段味字山の田1005 ハウスドゥ守山しだみ店内

■ココトモファーム神戸大開店:
住所:兵庫県神戸市兵庫区大開通2-2-23 地道マンション1階

ココトモファームHP:https://www.cocotomo-farm.jp
ファイナルクーヘン選手権:https://www.baumkuchenexpo.jp/topic/3668

(山本えり)