稼ぎ時といわれる花形の40代ですが子育てで最もお金がかかる年代でもあります。同年代のみんながいくら使ってるのか、「気になるけどママ友や同僚と話せない」という人も多いでしょう。そこで今回は、子育て真っ只中40代世帯に、毎月、何にどのくらいお金を使っているのか調査しました。

■2人以上世帯(勤労世帯)40代の平均支出はいくら?

40代のみんなが毎月もっとも使っているのは食費で8万円程度であることがわかりました。書籍、スポーツ用品、習い事の月謝、ペット関連費用などの「教養娯楽」にも月3万円使っていることから、40代が、趣味も大事にしている年代であることがわかりますね。

月の合計の平均支出は、326,406円でした。

支出の内訳は下記の通りです。

項目 金額
食費 8万3,700円
住居 1万7,200円
光熱・水道 2万4,100円
家具・家事用品 1万2,800円
被服及び履物 1万2,900円
保健医療 1万2,900円
交通・通信 5万2,100円
教育 2万5,900円
教養娯楽 3万3,400円
その他 5万1,500円

その他世代に比べると、被服及び履物代と教育費にかける割合が高いのが特徴です。

■40代は子育てにお金がかかる時期

2021年における日本人の第一子出産時の平均年齢は、男性32.9歳・女性30.9歳です。ここから、40代では10代の子どもを育てている家庭が多いと想像できます。

10代は、学費、習い事代、受験勉強のための塾代などのお金がかかる時期です。特に、都心での塾代をはじめとする教育費は高騰しており、住む場所によっては平均値をはるかに上回る教育費が必要です。

■自分の状況に合わせて支出を調整しよう

働き盛りの40代ですが、子どもの教育費が一番かかり支出も増える年代でもあります。今回の調査を見ると、きちんと黒字を作り将来の蓄えを作っている印象です。

「頑張って働いているのに、なかなかお金が貯まらない…」「他の人達はどうやってやりくりしているのか?」お金のことで悩んでも、なかなか気軽に相談できませんよね。

住む場所や環境により、支出の額は異なると思いますが、「お金を使いすぎているかな?」と思ったら、平均値と比べてみてくださいね。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。