小網神社の歴史・御祭神やご利益は?お守りの種類一覧も
①歴史
小網神社は、東京の日本橋にある由緒正しい神社です。文正元年(1466年)に、悪疫の流行を鎮静させる神様を祀る場所として鎮座しました。お祀りした神様が「小網稲荷大明神」と呼ばれていたことから、慶長年間(1596~1615年)に、周辺地域も小網町と名付けられたと言われています。
小網神社の社殿は大正期に建てられたもので、現在では日本橋に現存する唯一の戦前の木造建築となっています。大正12年の関東大震災の倒壊で運びだされた御神体が、避難先の場所を守ったという逸話や、昭和20年の東京大空襲の被害を免れた逸話などを持つことから、強運厄除けの神社として広く知られています。
②御祭神とご利益
小網神社には、創建のきっかけとなった小網稲荷大明神である「倉稲魂命(うがのみたまのかみ)」が御祭神として祀られています。悪疫の流行を鎮めた謂れから病気平癒、災害時の逸話から強運厄除けのご利益を与えると信じられていますね。「倉稲魂命」は、商売繁盛や五穀豊穣のご利益を持つ神様でもあります。
また、弁財天としても有名な「市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ)」も御祭神として祀られています。弁財天は、財運や学芸向上のご利益を与える神様として有名ですね。また、福徳や健康長寿のご利益を与える「福禄寿(ふくろくじゅ)」も、同じ境内に祀られている御祭神です。
③お守りの種類一覧
小網神社のお守りと言えば、強運厄除けのご利益を持つ種類のものが有名です。また、弁財天にまつわる財運向上のお守りも人気がありますね。全種類を見てみると、かなり数が多いので、目的に合ったお守りを探していきましょう。詳しいお守りの種類一覧は、以下の通りです。
小網神社のお守り一覧
- 強運厄除龍守
- 強運厄除金守
- 強運厄除紫守
- 商売繁盛守
- 財運御守(期間限定)
- 弁財天守(金運)
- 弁財天守(学業)
- 交通安全守
- 学業成就守
- 合格祈願守
- 家内安全御守
- 福禄寿御守
- 病気平癒
- みみずく御守
- カエル守
- 福亀銭亀守り
- 開運小槌
- 祓い鈴
- 腕輪守
強運厄除龍守|小網神社のお守り【強運厄除】
①効果
小網神社の人気が高いお守りといえば「強運厄除龍守」です。小網神社には、太平洋戦争の際に、お守りを受けて出兵した氏子たちが全員生還したという逸話もあります。
そのため、小網神社のお守りは、どんな災厄もはねのける、強運厄除けの効果が高いと評判になりました。大空襲も関東大震災も乗り切った神社のご利益を授かりたい方におすすめです。
②値段
小網神社の「強運厄除龍守」の値段は、1,000円です。お守りの裏に壮大な龍の刺繍が施されているタイプで、裏と表のデザインが違うことでも人気ですね。強運厄除のお守りとしては、一番大きいサイズです。
また、多少デザインが異なりますが、800円の中サイズと、600円の小サイズという種類もあります。ちょうどよいと思うサイズを選んでみてくださいね。
財運御守|小網神社のお守り【財運向上】
①効果
小網神社の財運御守
10月28日の万福船乗弁財天大祭から授かれる限定御守り— ゆー@鳳凰を刻みし忍千乗り (@YuchaMotorbike) November 23, 2019
小網神社には「財運御守」という期間限定のお守りもあります。小網神社で毎年10月28日に行われる『萬福舟乗弁財天大祭』でのみ授けてもらえる、財運向上の効果を持ったお守りですね。10月28日が土曜日の場合、弁財天大祭の日程も移動する可能性があるので、参加したい方は神社の社務所に問い合わせましょう。
②値段
小網神社で高い人気を誇る「財運御守」は、600円の値段での販売となっています。ただし、数量限定のお守りなので、『萬福舟乗弁財天大祭』に参加しても必ず手に入るとは限りません。大祭の開始時間は、毎年09:00ごろからです。確実に入手したい場合は、できるだけ早い時間帯から赴くことをおすすめします。
弁財天守|小網神社のお守り【財運向上】
①効果
小網神社の財運向上のお守りには、「弁財天守」というものもあります。こちらは通年での販売となっているので、『萬福舟乗弁財天大祭』への参加が難しい方におすすめです。お守りの形こそ異なりますが、同じ御祭神のご利益を受けるお守りであることには変わりありません。
②値段
小網神社の「弁財天守」の値段は、700円となっています。ピンクと紺色の2種類があるので、好みの色の方を選んでくださいね。
大祭のお守りではないので、やはりご利益が心配だという方は、「銭洗いの井」も活用させてもらいましょう。小網神社は、東京の銭洗い弁財天が鎮座する場所としても有名です。神社の境内にあるので、お守りを購入する際に挑戦して、財運向上効果をパワーアップさせましょう。
POINT
「銭洗い弁財天」での作法
境内の銭洗い弁財天像の下に溜まっている「銭洗いの井」に、手持ちの硬貨をザルに入れて浸します。お賽銭箱も設置されているので、お賽銭も忘れないようにしてくださいね。清めた硬貨は、お財布の中に再び収めましょう。持ち歩いていると、財運を授かると言われています。