ニードルとは?
ニードルとは開けたい大きさを選ぶ事ができる
ピアスを開けるというと、ピアッサーやニードルなど開ける方法は様々ありますが、痛みを感じたくない為、一気に開けたいという人も多いと思います。ニードルは、先端が鋭くなっているので、そういう意味でもピアッサーのように一気に穴を開けるというのはもちろん、ボディピアスのような大きな穴を開けるのにも最適です。
ピアッサーは、一気に針を押し込んで穴を開けるのに対し、ニードルは先端が鋭い針を押し込みながら進めていき、穴を開けるというイメージの開け方です。その為、使いまわしのニードルや古い物は先端の鋭さが劣るので、そういう意味でも穴が安定するのに時間が掛かってしまうというデメリットを持ちます。
初めてセルフでボディピアスを開けるなら断然ニードルで開けた方が良い
ピアスを開ける際には、ピアッサーで開けるかニードルを使うかその2通りがメジャーというお話はしましたが、ピアッサーでもボディピアスや軟骨に穴を開ける事も可能ではありますが、ピアッサーだとどうしても針の太さが細いので、軟骨に開ける際には穴を貫通しきれないという事にもなってしまいます。
そのトラブルを避ける為にも、軟骨のような厚みのある場所に穴を開けたい時には、断然ニードルの方が痛くない開け方では適していると言えます。そして、ピアッサーは狭くて、難しい場所には向きません。軟骨の形状やその場所が狭い場合には、ニードルを使うのが痛くないという意味でもおすすめです。
ニードルでピアスを開けるメリット3つ
ニードルでピアスを開けるメリット①穴の安定が早い
ピアスを開けた事がある人はわかると思いますが、ピアスというのは穴が安定するまでファーストピアスを外す事ができません。その為、早くピアスを使ったおしゃれを楽しみたいという方にとって、穴が早く安定するというのは嬉しいものですよね。
もし、早く穴が安定してほしい、という方は、ニードルでピアスを開けるという事をおすすめします。また、先ほどもお話しましたが、太めのゲージを使って穴を開ける事が出来るというのもメリットと言えます。太めのゲージのニードルは、一気に大きな穴をできるだけ痛くないように開ける事も可能です。
ニードルでピアスを開けるメリット②ホールの綺麗さ
ホールの綺麗さも、ピアッサーより優れているニードルのメリットです。通常のピアスであれば、そんなに気にする必要はないと思いますが、軟骨に入っているピアスにおいては穴を開けるのを失敗してしまうと、最悪の場合、軟骨にヒビが入ってしまうなどの危険性もありますので、注意が必要です。
ニードルでピアスを開けるメリット③好きなファーストピアスを選べる
ピアッサーの場合には、あらかじめファーストピアスが付属されているので、ピアスの穴を開ける際には、必然的に付属のファーストピアスが入るようになっています。その為、自分の好きなピアスを付けるのは、穴が安定してからという事になってしまいます。
しかし、ニードルの場合には、まずニードルを使って穴を開けた後に好きなピアスを付けて穴が安定するまでそのピアスを付けておくという事がニードルを使ったピアスの開け方になります。その為、自分が付けたいピアスを最初から楽しむ事が出来るという点では、ニードルの方がメリットがあると言えます。
基本的なニードルを使ったピアスの開け方は?
ニードルで開ける場合に痛くないのは断然病院で開けるのがおすすめ
ピアスを開ける事を決めたら、次はどのように穴を開けるかという事を決める必要があります。ニードルで穴を開ける際にも、セルフで開けるか病院で開けるかの二択から選ぶ事ができます。セルフで開けるのが、一番コスト面でも時間的にも良いように感じますが、万が一、失敗してしまった時のリスクがあります。
また、病院で開ければ消毒液なども併せてもらう事ができますので、そういう意味でも安心感が違うと思います。もちろん、決めるのは自分自身ですので、穴を開ける事を決めたら次は、どこで開けるかを決める事も大事な事かもしれません。
ニードルを使った痛くないピアスの基本的な開け方
ニードルでの基本的な開け方
- 消毒液をつけたコットンや綿棒で耳たぶを消毒する
- ペンなどでピアスを開けたい箇所にマーキングする
- ピアッシングニードルを滅菌パックより開封し、先端に軟膏や消毒ジェルをつける
- ②でマーキングした箇所に、ピアッシングニードルの先端を当てて、反対側に消しゴムやコルクを押し当てる
- ゆっくりと力を加えながらニードルを押し出して、貫通する
- 最後に消毒してから完成
ピアッサーのようにファーストピアスが付属しているわけではないので、普通のニードルだとニードルの後ろにピアスを当てて入れるので、失敗が多くなってしまいます。その為、おすすめのニードルは、「カヌラニードル」です。
カヌラニードルというのは、針に管が付いており、開けた後に針だけ抜いて残った管にピアスを装着して通す事ができるようになっているので、失敗の可能性がそれだけ低くなります。その為、ニードルを使って初めてセルフで穴を開けるという場合には、カヌラニードルを使用するというのもおすすめです。
セルフでニードルで軟骨にピアスを開ける際の開け方のコツは?
軟骨にピアスを開ける際の開け方のコツ①ピアッサーは使わない
耳たぶに穴を開けるのに対し、軟骨の場所は複雑な構造をしているので、そういう意味でもピアッサーだと使いにくさを感じてしまうというデメリットがあります。ピアッサーというのは、耳の肉を潰して穴を開ける方法となります。しかし、軟骨ピアスを開けるとなると、耳たぶだけでなく、軟骨をも潰す必要があります。
その為、無理にピアッサーを使って軟骨ピアスの穴を開けてしまうと、その衝撃により軟骨にヒビが入ってしまう危険性があるので、軟骨ピアスをできるだけ痛くないようにする為にもピアッサーは使用しないようにしましょう。万が一、軟骨にヒビが入ってしまうと数ヶ月間痛みが続いてしまうという事にもなってしまいます。
軟骨にピアスを開ける際の開け方のコツ②痛くない開け方なら病院で
確実に、できるだけ痛くないように軟骨ピアスを開けたいという場合には、「病院」で穴を開ける事をおすすめします。病院によっては、麻酔をして穴を開けてくれるのでそれだけ痛くないように開ける事ができますよね。また、衛生面での心配がないという事もメリットの一つです。
細菌が入り込みずらい環境で開けてくれるだけでなく、痛み止めをはじめ、腫れを抑える薬などを処方してくれるというメリットもありますので、傷が治るまで頼る場所があるという安心感は計り知れません。確実に、軟骨ピアスを開けたいという場合には、病院で開けるというのが一番おすすめの方法です。
軟骨にピアスを開ける際の開け方のコツ③ニードルに抗生物質軟膏を塗る
軟骨ピアスをはじめ、ピアスの穴というのはいわゆる傷口と同じです。その為、ニードルの先端に抗生物質軟膏を塗って穴を開けるというのは、細菌感染を防ぐ為にもおすすめの方法です。また、ピアスを開ける際には、患部を冷やした状態で穴を開けるというのは誰もがやっている方法だとおもいますが、軟骨ピアスは別です。
開ける瞬間の痛みは、患部を冷やして穴を開ける事で少しは緩和されると言えますが、その後の痛みは悶絶するほどの物と認識すれば、理由はお分かり頂けると思います。耳たぶにピアッサーで開ける穴とは、比べものにならない程の痛みが襲ってくるというのは覚悟しておいた方がいいでしょう。
軟骨にピアスを開ける際の開け方のコツ④開けた後髪の毛や洋服に気をつける
軟骨ピアスというのは、通常のピアッサーで開けた穴の時とは比較にならない程の痛みというのは、先ほどもお話しましたが、軟骨ピアスを開けた後も注意しなければ痛みが長引いてしまう引き金となってしまいます。その一つが、洋服や髪の毛をピアスに引っかけないようにするという事です。
これは、特にヘリックス等耳の外側に付けるタイプのピアスでやってしまいがちなのですが、ピアスに服や髪の毛が引っかかってしまうと、その部分に負担が掛かってしまい、それにより、再度腫れてしまうという事にもなりかねません。その為、リングタイプのヘリックスはおすすめしません。
痛くない!ボディピアスの開け方のコツ8選
①へそピアス
へそピアスをセルフで開ける際には、まずニードルとピアスを10分ほどトロ火で殺菌消毒しておきます。そして、自分がどの部分にピアスを付けたいのかマーキングしておきます。そして、全身鏡でマーキングした位置を確認しながらフォーセプツと呼ばれるピアス用鉗子を使ってマーキング部分を挟みます。
挟んだまま、ニードルを使用して一気に貫通させます。この時、ニードルを刺した状態でそのままファーストピアスをニードルの後方に接続させて、ニードルを抜き取りましょう。理想的なへそピアスは、上下真っすぐで十分深さがあるという事です。そして、ニードルを真っすぐに貫通させる事がコツと言えます。
②舌ピアス
舌ピアスというのは、最低2週間以上はファーストピアスを外す事ができません。開けてから3日~1週間程度は、舌が腫れ上がる事も考慮のうえで開けましょう。その為、呂律が回らなくなってしまうのはもちろん、思うように咀嚼できなくなるので食事にも影響が出ます。
では、舌ピアスの痛くない開け方のコツについて説明していきます。まず、舌用の歯ブラシで磨いたら、リステリンなどでうがいしておきます。コットンなどで舌の表面を拭き、マーキングしていきます。ピアッシングする前には、下にタオルを敷いておき、よだれが垂れても気が散らないようにしておくといいでしょう。
開け方は、マーキングしたらクランプで舌を挟み、舌の裏筋に注意しながらニードルを刺していきます。裏筋に刺さないようにする為に、刺した場所よりもできるだけ前の方に貫通するように意識しましょう。
③耳たぶ
耳たぶにボディピアスを開ける場合には、一度に数個開けたいという方もいると思います。しかし、その時注意が必要なのが、ニードルは1ヶ所に付き1本という風に使い回さない事が痛くない開け方の大事なコツです。ニードルは、使いまわす事で切れ味が悪くなり、失敗してしまう可能性が高まるからです。
また、雑菌がピアスホールに入ってしまい、化膿してしまう事もあるので必ず使い回しはしないようにしましょう。そして、ファーストピアスはニードルのゲージと太さを合わせるという事も大事なポイントです。ニードルよりも細いピアスを選んでしまうと、隙間から雑菌が入り込んでしまうので注意してください。
④鼻ピアス
鼻ピアスも、ピアッサーを使うよりもニードルを使う事をおすすめします。ピアッサーを使用すると、潰された影響で周りの皮膚を傷つけたり、痛みが長引きやすいのでニードルで開けましょう。穴を開ける位置は、ピアッシングしやすい場所である事、開けた後のケアがしやすい場所を選ぶようにしましょう。
そして、アルコールで消毒した器具類を使って受け止める用の消しゴムを鼻の中に詰めたら、一気にニードルを刺しこみましょう。この時、ニードルを真っすぐ垂直に刺す事を意識してください。そして、消しゴムに当たったら、鼻中隔に当たらないようにニードルを進めていき、18Gの太さまで貫通して完了です。
⑤口ピアス
ピアッサーをはじめ、ニードルなどで開ける事ができますが口元という場所は、セルフで穴を開けるのは難しい場所と言われています。理想の位置や角度で開けるのは至難の業という事になります。その為、できるだけセルフでやるのではなく、専門のスタジオや病院などで開ける事をおすすめします。
もし、痛くないようにして穴を開けたいという方は、麻酔をしてのピアッシングをしている所もありますので、そういう場所を選んで行くというのもコツと言えます。
⑥マディソンピアス
マディソンピアスというのは、首より下部分の喉元あたりにするピアスの事です。マディソンピアスというのは、平らな皮膚部分のするピアスの事で、胸元の開いた服だと目に付きやすいという事もあり、ジワジワ人気となっている箇所になります。開け方は、まず開けたい箇所にマーキングしていきます。
そして、マーキング箇所をフォーセプツで挟んで、曲がっていないか穴から確認してください。そして、フォーセプツの反対側の穴からニードルの先が真っすぐ出てくるように押し進め貫通させましょう。刺してすぐは、皮膚が緊張で刺しずらさを感じると思いますが、10分程置くとピアスを入れやすくなりますよ。
⑦目元ピアス
顔のパーツの中でも一番、他人の目に入りやすい箇所の一つでもある目元のピアスというのは、瞼や眉、など様々な箇所にピアスの穴を開けて楽しむ事ができます。その時、目元というのは特に皮膚が薄い場所でもあるので、皮膚科や整形外科などで開けてもらうのがおすすめです。
⑧指ピアス
指輪感覚でピアスを楽しむ事ができる「フィンガーピアス」は、ニードルを使用してセルフで開けるのもしやすいと言えます。開け方は、他のボディピアスと同じです。一気にニードルを刺すというのが、極力痛みを感じない方法です。痛みの度合いは、耳たぶと同じくらいと答える人が多いのでそんなに強い痛みはないようです。