文部省のリスキリングサイト「マナパス」をご存じでしょうか。文部科学省が本気を出して社会人向けに作った学び直し情報サイトで、情報の検索のしやすさは抜群。情報の充実度も飛び抜けています。無料の講座もあるので、知らなきゃ損!60になっても70になっても社会に必要とされる人材でありたい人は要チェックです。

■マナパスってどんなサイト?

マナパスは、文科省が2020年4月から本格的に運営している「社会人の大学等での学びを応援するサイト」で、いわゆる「リスキリング」(※業務に役立つ新たな知識やスキルを学びなおし身につけること)のためのポータルサイトです。

トップページの講座検索では、「学ぶ場所」「学校種別」「金額」「分野」「取得する資格」のほか、「土日・平日夜間」「奨学金制度有り」などの特殊な条件でも講座を絞りこめ、自分が探したい講座にすぐたどりつけるので非常に便利です。

しかし、結構このサイトを知らない人が多いのが現状です。無料で講座を探せるのにもったいないですよね。ちなみに金額を「無料」と指定して検索すると、無料かつオンラインで受講できる講座もヒットします。

■講座のアクセスランキングが便利

マナパスの使いやすい点としては、ジャンルごとに講座のアクセスランキングが紹介されていること。多くの人が興味・関心を寄せている講座がわかれば、どの講座を選ぶか判断する際、参考になりますよね。

「ビジネス系」「文系」「福祉・健康」「看護・医学・栄養・家政・生活関連」などの各ジャンルでアクセス数トップ20を確認できます。

どんな人がマナパスを通じて受講し、どんな感想を持ったかなどは、トップページ下部の「在学生・修了生インタビュー」で確認できます。初めてマナパスを利用する人がこのページを見れば、実際に自分が講座を受講するイメージを浮かべやすいでしょう。

■「必要とされ続ける人材」であれ

「老後2,000万円問題」が話題となりましたが、将来のお金で困らないように、社会から必要とされる人材であり続けたいものです。時代の変化においていかれないように、いま身に付けているスキルに満足せず、マナパスを通じてどんどん新しいことに挑戦してはいかがでしょうか。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト) 国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。