50代になると老後が視野に入ってくるため、老後資金について真剣に考え始めなければいけない時期になります。ですが、それまでのお金の習慣に問題があると、老後資金を準備しにくくなってしまいます。

50代に突入して後悔しかねないお金の悪習慣をご紹介します。当てはまるものがあれば今のうちに改善していきましょう。

■辞めるべき悪習慣1:外食・コンビニで食事を済ませる

おなかがすいたとき、すぐにコンビニに入ったり、外食したりする人はいないでしょうか?1回の金額は少なくても、重なると月に数万円、年間数十万円になることを自覚しましょう。

お米を炊いたり、冷蔵庫にあるものをおかずにしたり、自炊の習慣をつければ老後資金に回せるお金が増えます。コンビニ食や外食が好きな人は、月に4、5回と決めてご褒美にして楽しみましょう。

■辞めるべき悪習慣2:子どもの教育費をかけすぎる

子どもの将来のために教育にはお金をかけたい、また、そうすることが親の務めと思う人は多いでしょう。しかし、それによって貯金ができない、老後資金を貯められないということになりかねないので注意が必要です。

現在は、塾に通ったり、いくつもの習い事をしていたりする子どもも多いですが、本当に必要なものでしょうか?周りのみんながやっているからとか、何となくやっておいた方がよさそうだからというものは、本当に必要な教育なのかどうか見直すとよいでしょう。

■辞めるべき悪習慣3:お金の管理が適当

毎月の収支を把握していない、定期的に貯蓄ができない、貯めてもすぐに使ってしまうというように、お金の管理が適当な人は注意が必要です。

50代までは住宅ローンや教育費でお金がかかるため、お金が出ていきやすく貯めにくい時期です。お金の流れが煩雑で管理が大変ですが、適当に行うクセがつくとその先も適当なままになってしまいます。

お金の管理ができていない人は、毎月の収支を把握することから始めていきましょう。

■50代になる前に悪習慣を改善しよう

子どもが独立してお金に余裕ができる50代からは、老後資金をしっかりと準備していかなければいけません。

いざお金を貯めようと思っても思うように貯めることができないということがないように、できるだけ早いうちにお金の悪習慣を改善しておきましょう。

文・阪田順子(ファイナンシャル・プランナー) 保険会社での営業、一般企業の経理職などを経て、2020年にファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用や株式投資の講座を開講。投資を中心にお金にまつわる記事の執筆・監修を行う。FP1級、CFP®保有。