物価高の時代、「夫が昇進して、給料が上がれば少しは楽になるのに…!」と思う奥様もいらっしゃるでしょう。

夫が出世できるかは、仕事ぶりや成績によりますが、実は夫を支える妻の行動も大切になってきます。この記事では、夫を出世させる妻、夫の昇進を妨げる妻の行動について紹介します。

行動1 夫の業務外の行動を応援するか、制限するか

出世するためには、仕事ができるのはもちろん、社内政治も必要です。例えば、上司との飲み会やゴルフもコミュニケーションの場になります。

上司も人間である以上、「可愛いな」「頑張って欲しいな」と思う部下にいい仕事を振るなどして昇進のチャンスを与える可能性があります。飲み会や休日のゴルフに行かせないなど、行動を制限してばかりの奥さん、いないでしょうか。

また、昇進するために勉強したり、新しい資格を取得したりしようとするご主人もいらっしゃるでしょう。

特に難しい内容である場合、家族の時間が取れなくなってしまうので、妻として前向きに応援できないかもしれません。しかし、夫に昇進してほしいのであれば、応援する姿勢も大切です。

行動2 夫が自由に使えるお金に制限があるか、ないか

「夫のお小遣いは減らしてなんぼ」そんな風に思っている奥様、いないですか?お小遣い制は家計の管理がしやすくなる点でメリットがあります。しかし、お小遣いの金額が極端に少ないと、「どうせ頑張って働いても、自分には関係ない」と働くことへのモチベーションが保てなくなってしまいます。お小遣い制にしている場合は、夫がその金額で満足(納得)しているか、会社の同世代と比べて少なすぎないかなどから、金額を調整していきましょう。

行動3 日常的に褒めているか、否定的な発言が多いか

「洗濯物もっと丁寧にたたんで」「料理するのはいいけど片づけて」そんな一言の積み重ねが、夫を出世の道からはずします。男性は基本的に褒めて欲しい生物です。特に、会社で褒められることが少ない環境だと、ネガティブな思考に陥りがち。そこで妻にまで否定的な言葉をかけられたら、仕事だけではなく人生のモチベーションも下がってしまいます。

少し照れ臭いかもしれませんが、「いつも家族のために働いてくれてありがとう」「大変なのに作ってくれてそれだけでうれしい」という言葉を笑顔で伝えるだけでOKです。それだけでも働く意味を見いだせたり、仕事に対するモチベーションが湧いたりするでしょう。

夫の昇進を願うのであれば、ぜひポジティブな言葉を使うようにしてください。

夫を出世させる良妻になりたいなら

夫が出世して給料が上がれば、家計にとっても大きなプラスになります。しかし、わかっているはずなのに、昇進を妨げるような行動をとってしまっている妻は少なくないようです。

少し照れ臭かったり、妥協が必要だったりすることもあると思いますが、ご主人が昇進に向けて頑張れるようなサポートを心がけましょう。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。