「朧月」の読み方の答えは・・・

正解は、「おぼろづき」でした!

「朧月(おぼろづき)」は、前述の文部省唱歌『おぼろ月夜』で何となくぼんやり霞んだ月だということは知っている人も多いかもしれません。

それにしても「春の夜」限定の呼び方だったとは意外に思った人が多いのではないでしょうか。

「朧(おぼろ)」の1文字で「物の姿が霞んではっきりしない様子」という意味を持っています。

「おぼろ豆腐」も、柔らかくてゆらゆら揺れる様子から「朧(おぼろ)豆腐」と呼ばれているんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

最後はこの漢字!「鄭声」

「鄭声」の読み方をご存じですか?

「声」は常用漢字ですが「鄭」はあまり馴染みがない漢字ですね。

いったい何と読むのでしょうか?

「鄭声」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「て○○○」の4文字
  2. 読みです
  3. 「鄭」は「鄭重にもてなす」という使い方がある漢字です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「鄭声」の読み方、正解は・・・


正解は

「ていせい」

です!

「鄭」には「ていねい」という意味があり「丁重」と同じ意味で「鄭重」が使われることがあります。中国や韓国では姓(苗字)として使われている字でもあります。

しかし「鄭声」にはそういう意味がありません。ここで使われている「鄭」は紀元前、中国の春秋戦国時代に存在していた「鄭」という国のことをさしています。「声」はこえのことではなく音楽のことをあらわしています。つまり「鄭の国の音楽」が「鄭声」です。

「鄭の音楽はあまり高尚ではない」と孔子が『論語』で語ったことにより「俗っぽく高尚でない音楽」のことを「鄭声」と呼ぶようになりました。『詩経』に鄭の曲が収録されているそうですが、ストレートに男女の愛情を歌い上げているためそれを俗っぽいと評されたようです。孔子が現代の音楽を聴いたら「鄭声」と評するかもしれませんが、二千年以上経っても不名誉な意味で名前が残っている鄭が少し気の毒になってしまいますね。

自分の好きな音楽を楽しみつつ「鄭声」の読み方、是非覚えてくださいね。

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