ロック様がウソ投稿に激怒ロック様がウソ投稿に激怒

ロック様”ことドウェイン・ジョンソンが、ジャーナリストの虚偽の投稿に反撃した。

ジャーナリストのニック・ソーターが、X(旧ツイッター)でドウェイン・ジョンソンを批判。その投稿が間違いだらけの「クソ投稿」であるとして、ジョンソンは引用ポストをもって反論した。

ジャーナリストの言い分は?

ソーターの主張はこうだ。「ドウェイン・ジョンソンはマウイ島火災の被害者に何千万ドルもの援助を約束したが、多くの被害者はまだ一銭も受け取っていない」と、ジョンソンが火災被害者への約束を果たしていないと主張している。

「(観客は)ザ・ロックとオプラがラハイナの人々を支援する約束を果たすことを要求している。観客はブーイングを始め、『マウイ!マウイ!マウイ!』『実現させろ!』と叫んだ」と、ソーターは載せた動画の状況について説明している。

昨年8月。ジョンソンとオプラはマウイ島の火災被害への支援のために基金を創設した。「マウイ人民基金(the People’s Fund of Maui)」だ。ふたりは初期寄付として1000万ドルを寄付している。それでもSNSでは、彼らの個人資産の寄付が足りないとして批判も起きた。

しかし、そんな論争の中でさえジョンソンは「俺はもっとうまくできたはず。次回はもっとうまくやるよ」と謙虚な姿勢を見せていた。だが、ジョンソンはソーターによる風評被害には屈するつもりはなかった。

ドウェイン・ジョンソンの反論は?

「俺は通常、こういう有害で虚偽の釣り広告のゴミに反応しない。なぜなら、反応することでクソの存在を認めるのが嫌だからね。だけど、注目を浴びるためにハワイでの悲劇を使うようなことをされたら、黙ってはいられない」とジョンソンは怒り心頭。ソーターの投稿はスルーできないほど卑劣だと感じたようだ。

「(ソーターが)引用したこの映像は、木曜のWWE記者会見のもの。俺は『ヒール(プロレスの悪役)』を演じているんだ。観客のブーイングもセットで演出が成立しているんだ。これは我々WWE界の文化であり、我々はこの毎分毎秒を愛してるんだよ」とジョンソンは説明。映像は寄付金のことで批判されている場面ではないとのことだ。

「クソ投稿をするヒマがあるなら行動をとろう」

ジョンソンはその後、ソーターがふたつの点で間違っていることを指摘。観客のブーイングはジョンソンがマウイ島に約束した支援を提供していないから起きたのではない。そして、ジョンソンが支援金を提供していないというのも誤りだという。

続けてジョンソンは「我々のマウイ人民基金は、すでに火災の影響を受けた8,000人以上の生存者に、5,000万ドル以上の支援を提供している。我々は主要な資金提供者でいられるこの立場に感謝しているよ」と発言。火災被害者への支援はすでに行っているとのことだ。

「ニック(・ソーター)、事実でないと知りながらクソみたいな投稿をしている暇があるなら、ハワイや、我々ポリネシア系アメリカ人にとって何かポジティブなことを投稿することをオススメするよ。または実際にポジティブな行動をとって、ハワイに来て、人々に実際に影響を与える方法で手助けしてくれ。俺は今ハワイにいるけど、保証するよ。君は人々の生活に実際に影響を与えるすばらしいコンテンツを得られるよ。本当だ」

その後ジョンソンは「この毒性を外に出してしまったことについて、マウイ島で困難な時に耐えている我々のポリ/ハワイアンのオハナ(家族)に謝罪します」と、イラだちをあらわにしたことを真摯に謝罪している。

その後の両者の対応は?

ソーターはXでの投稿で反応。ブーイングに対するジョンソンの説明は「一定の妥当性があると思える」と認めた。しかし、元の投稿は削除しないことに決めたようだ。理由は、マウイへの支援に関する「(ジョンソンとソーターの)論争の文脈を提供するため」と説明している。

加えてソーターは「僕はザ・ロックの言い分をよろこんで聞き入れる。そして僕たちが協力して行動することで、政府から(火災の)被害者に有益な支援が提供されることを望む」と発言。前向きな姿勢を示している。

さらにジョンソンはフォロワーを鼓舞。「我々のエネルギーやプラットフォームを、人々を元気づけるために使おう」「否定的でいること、クソ投稿を作って広めるのにも多くの努力が必要だけど、ポジティブさ、親切さ、そして模範を示すことで、人々の人生に真に影響を与えることができるよ」と呼びかけ。負のパワーではなく前向きなエネルギーを使おうと諭した。