これまでに世界99都市を巡回し900万人を動員したゴッホの没入体感型イベントが東京に上陸しました。これまでにない形でゴッホ作品を体感することができるこのイベントを、動画をまじえてご紹介します。

体感没入型アートイベント

ゴッホ・アライブは、ゴッホの世界を五感で感じられる新感覚の没入型アートイベントです。会場に貼られた数十枚の大きなパネルに、ゴッホの作品が次々と映し出されていきます。

作品の情緒に合ったクラシック音楽の流れる中、3,000点以上の画像が音楽に合わせて遷移してきます。その世界に一歩踏み入れた瞬間、光と色、音に包まれ、ゴッホの世界に引き込まれます。私たちはただそこに立っているだけで様々なゴッホの作品を鑑賞できるのです。

これの凄いところは、ゴッホ作品の画像が映し出されるだけでなく、画像自体が動くところ。「星月夜」なら雲が流れ、川面は揺れ動き、星が煌めきます。

「ひまわり」なら、ひまわりの花弁が揺れるとともに、周りの草原も風に吹かれサワサワと揺らめきます。

ゴッホと新しいアートのかたち

フィンセント・ファン・ゴッホは皆様もよくご存じの通り、多くの作品を残しながら貧しいまま亡くなった悲劇ともいえる画家です。彼の生前に売れた作品は「赤いブドウ畑」のみ。しかも1890 年のブリュッセル美術博覧会にて400フラン、現在のUS$1,900(2024年1月現在およそ30万円)だったそう。

完全に独学で芸術を学んだゴッホは、当時最も多作な芸術家の一人でした。わずか10年間で、930点の絵画と1,100点のスケッチを描き、2,000点以上の芸術作品を制作しました。

この膨大な作品にもかかわらず生前はなかなか売れませんでした。

ゴッホの作品は現在、世界中のオークションや個人売買で数億~数百億円で取引されているのは何とも皮肉に思えます。

そんなゴッホの当時の思いや感情を如実に描いた彼°の作品を、音楽とともに360°大スクリーンで鑑賞することで、時空を超えて彼のゆかりの地へ没入していきます。

ヴァン・ゴッホ・アライブの詳細

既にこれまで世界99都市を巡回し、100都市目の開催地として東京に上陸しました。世界のどこかで開催されているこのイベント。東京にて開催されている今、お近くの方はぜひ足を運んでみられてください。

  • 会   期:2024年1月6日(土)~2024年3月31日(日)
  • 開館時間:10:00~18:00 ※最終入場は閉館の60分前まで
  • 会   場:天王洲寺田倉庫G1ビル 
  •        〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目6−4
  • 販売期間:2024/1/6-3/31
  •        一般3,000円
  •        高校・大学生2,000円
  •        小・中学生1,500円