広島平和記念資料館や国立科学博物館、江戸東京博物館などをはじめとする全国の歴史博物館を、トリップノートの9万3千人を超えるトラベラー会員(2024年2月時点)が実際に行っている順に、人気ランキングでご紹介します。

1位:広島平和記念資料館

photo by △キリンさん

平和記念公園内にある、広島に投下された原爆に関する資料を展示する資料館。廃墟と化した市街の模型や写真、8時15分を指して止まった時計、黒ずんで残る人影の石、白壁に残る油を含んだ黒い雨の後など、生々しい歴史の証拠が展示されています。

原爆の仕組みや熱線、爆風、放射線による被害状況も解説されており、核兵器の脅威と平和の尊さを学べます。

2位:国立科学博物館

東京国立博物館・本館

1877年(明治10年)に創設された、国立唯一の総合科学博物館。1931年(昭和6年)に建設された、ネオルネサンス様式の「日本館」と、1999年(平成11年)に新設された「地球館」からなります。

photo by YUKI 3さん

「日本館」では、日本古来の生物の分布や人口・文化の変遷を、五感で楽しめる演出で展示。そして「地球館」では何億年前からの地球の歴史や成り立ち、恐竜の生態や種類、電気の発明から実用化までの経緯など、地球上のあらゆる物事に焦点をあてています。そのどれもがワクワクするような展示で、単に剥製やテキストを見るのとはわけが違うおもしろさ!

展示品をモチーフにしたオリジナル商品などを販売するミュージアムショップはもちろん、レストランやカフェ、そして地球館の屋上には見晴らしのいい「スカイデッキ」や「ハーブガーデン」もあります。

3位:江戸東京博物館

1993年(平成5年)に開館した、高床式の倉をイメージした個性的な建物の博物館。江戸と東京の歴史と文化を紹介し、なんと言っても見どころは、常設展示室の大型模型です。

photo by リーダーさん

「江戸ゾーン」では、棟割長屋(むねわりながや)や絵草紙屋(えぞうしや)の実寸大模型が展示されており、江戸時代にタイムスリップしたよう。そして「東京ゾーン」では、明治や昭和の建物の復元模型が展示されており、まさに体感しながら歴史を学べます。

館内には、眺望とともに、江戸の食文化をテーマにしたお食事やカフェが楽しめる「桜茶寮」や、銀座の地で90年余りの歴史を刻んできた、三笠會館伝統の洋食がいただける「銀座洋食 三笠會館」などのグルメスポットも充実しています。